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独島観光、8月からパスポート発給へ

 「われわれの領土であるということを知らせるだけではなく、記念品としての意味合いもあります」

 大邱の文化・観光企画業者である「文化バンク」は、今年8月から地域観光を活性化させ、独島(日本名:竹島)が韓国の領土であることを全世界に知らせるため、「独島観光パスポート」を発給することにしたと10日、明らかにした。同パスポートは、海外旅行の際に政府が発行するパスポートとは違うものの、その形態と方式に似せて作った象徴的パスポートで、旅行客のための記念品となる。

 同パスポートには、独島の四季をつづった写真と独島が表示された古い地図などが描かれており、独島の歴史や地理、生態系についての資料、独島観光に必要な各種情報や割引クーポンなどが収録される。

 また、写真や個人情報が掲載され、独島に入島する際は観光ビザの代わりとなる訪問記録スタンプを押すなど、一般のパスポートと同じように作る計画だ。

 独島観光パスポートの発給は、1日の入島許容人数である1880人ずつ行われる予定で、近くインターネットを通じて受け付けが始まる。手数料は無料だ。

 特に独島観光パスポートの第1号発給対象者は、全国民を対象に推薦を募る形で候補者を挙げ、審査を通じて選ぶ予定で、今後は外国人観光客のために英語、日本語、中国語で印刷された観光パスポートも発給していく予定だ。

 今回のパスポート発給について、文化バンク側は「日本の独島領有権主張に対応するために考え出された新たな観光商品だ。今年8月15日の光復節(日本の植民地時代から解放された日)には独島観光独立宣言イベントを行い、独島を全世界に知らせていく計画だ」と話した。

チェ・ジェフン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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