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鬱陵島に安竜福記念館、「独島愛精神」学ぶ場に

 朝鮮時代に日本に渡り、独島(日本名・竹島)が韓国領であることを最初に主張した漁師で、「将軍」とも呼ばれている安竜福(アン・ヨンボク)先生の精神が鬱陵島によみがえることになった。

 慶尚北道は2009年から11年まで鬱陵郡(鬱陵島)北面天府里にある4万9600平方メートルの土地に150億ウォン(約15億円)を投じ、独島文学館や青少年研修館などを併設する「安竜福将軍記念館」を建設することを25日、明らかにした。また、「安竜福精神」の継承や、異斯夫(イサブ)など独島に縁の深い歴史上の人物を称える「(財)安竜福海の学校」の設立も同時に推進するという。

 同道では、記念館が完成したらサマー海洋キャンプ・青少年独島文学祭・安竜福先生がいかだに乗り日本に渡った海路の探査など、さまざまな海洋体験プログラムを企画・運営する予定だ。

 一方、これとは別に、05年から独島現地事務室の設置や、青少年独島探訪といった「独島を守るための総合対策」を立て、実施している。

 慶尚北道の金南鎰(キム・ナミル)環境海洋山林局長(40)は、「青少年が安竜福先生の“独島愛”精神を受け継ぎ、多彩な海洋生物資源を体験できるような教育の場として利用してほしい」と話している。

チェ・スホ記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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