産経関西

[社会] 2008年11月13日

「業務偽装し派遣」と提訴

 原則1年しか派遣就労できない業務に5年9カ月従事させたうえ契約を打ち切ったのは違法として、元派遣社員の40代男性が12日、派遣先だった「NTT西日本アセットプランニング」(大阪市)と派遣元の「近畿データコム」(同)を相手取り、労働契約上の地位確認と慰謝料など約700万円の支払いを求める訴訟を大阪地裁に起こした。訴状によると、男性は平成14年に近畿データコムに登録。NTT西日本アセットプランニングに、派遣期間に制限のない専門業務の「事務用機器操作」に従事するとして派遣された。しかし、男性が従事したのは、原則1年間しか派遣就労の受け入れが許されない「不動産管理・営業」業務で、5年9カ月にわたり勤務。男性は昨年10月に直接雇用するよう申し入れたが今年4月に契約は打ち切られた。

 

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