記事入力 : 2007/12/06 17:04:50
「于山島はやはり独島だった」(上)
独島(日本名・竹島)の領有権をめぐり大きな争点となってきた「于山島」が独島だという事実を立証することができる新しい資料が発掘された。韓国海洋水産開発院独島研究センター責任研究員の柳美林(ユ・ミリン)博士は、同開発院が最近発行した『海洋水産動向』第1250号で、「朝鮮後期、朴世堂(パク・セダン)=1629‐1703=が書いた『鬱陵島』を分析した結果、于山島は鬱陵島ではなく独島を指すことが明らかになった」と発表した。
「独島は本来韓国の領土だった」と裏付ける際、その重要な根拠は于山島の存在だった。『世宗実録地理志』は「于山と武陵の2島が蔚珍県東の海にある。2島はさほど離れておらず、天気が良ければ互いに眺めることができる(于山武陵二島、在県正東海中、二島相去不遠、風日清明則可望見)」と記録している。ここで言う「武陵」は鬱陵島、「于山」は独島だというのが、韓国の学者たちの解釈だった。
しかし日本の学者たちは、『新増東国輿地勝覧』に「于山島と鬱陵島は本来一つの島だったという説もある」という内容の注釈(一説于山鬱陵本一島)を根拠として、于山島は独島ではなく、(1)鬱陵島か、(2)鬱陵島から東に2キロほど離れた竹島を指すと主張してきた。
ところが、柳博士らが朝鮮後期の主要な学者の一人である西溪・朴世堂が残した記録『鬱陵島』を分析した結果は違っていた。この文は朴世堂の11代目の子孫が2001年に韓国学中央研究院に寄託した『西溪宗宅古文書』のうち「西溪雑録」に含まれている筆写本で、今まで史料の存在が一般には知られていなかった。朴世堂は船に乗り鬱陵島に行ってきた僧侶から伝え聞いた話を記録し、次のように述べている。
- 日の出を背景とした独島。/写真提供=東海海洋警察署
兪碩在(ユ・ソクジェ)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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