20年前に発売されて大ヒットしたタカラトミーのおもちゃのリメーク版「フラワーロック2.0」を64個使って作った高さ3メートルのクリスマスツリーが東京・表参道の「キディランド原宿店」前にお目見えした。29日除幕式が行われ、一足早いクリスマス気分を演出していた。
「フラワーロック」は、音に反応して動く鉢植え型のおもちゃで、88年の発売以来、国内外で累計850万個を出荷する大ヒットを記録した。新型「2.0」は、従来の音に反応して動く仕組みはそのままに、音に合わせて光る機能を新たに搭載。おもちゃでは初となるフルカラーLED(発光ダイオード)を使用し、常に30~50色に光るほか、音楽プレーヤーに接続して外部スピーカーとしても使える。30日から6090円で販売される。
イベントでは、エアギター日本選手権準優勝のMAYこと同社広報企画課の工藤芽生(めい)さんらによるダンスパフォーマンスも披露された。「2.0」を開発した戦略開発室の永岡順一さんは「元々、初代を知っている30代の男性をターゲットに作ったが、若い女性の人気も高く驚いている。クリスマス商戦の目玉になれば」と語っていた。ツリーは12月24日まで同店店頭に展示される。【立山夏行】
2008年10月29日