MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。

ニュース: 事件 犯罪・疑惑事故・災害裁判写真RSS feed

飲酒検査、航空・鉄道21社中13社が簡易式 (1/2ページ)

2008.11.1 19:01
このニュースのトピックス交通事故
パイロットなどの飲酒検査に使用される高性能タイプのアルコール検知器=10月24日、羽田空港パイロットなどの飲酒検査に使用される高性能タイプのアルコール検知器=10月24日、羽田空港

 パイロットや列車運転士の乗務前検査で、航空と鉄道の大手計21社のうち13社(航空2社と鉄道11社)が「精度が低い」と指摘されるハンディータイプの簡易式アルコール検知器を使っていることが1日、分かった。検知器の市場動向に詳しい矢野経済研究所(東京)は「簡易式に内蔵されるセンサーは精度が低く、寿命も短いものが多い。定期交換や買い替えをしないと正確な数値が示されない」と指摘した。

 全日空は今年8月、主要6空港に、簡易式機種に替え、社員番号や呼気検査を受ける人物の顔が記録される机上設置型の高性能機種を導入。導入後2カ月で基準値(呼気1リットル当たり0・1ミリグラム)を超えるアルコールを検出したケースが5件続いた。

 パイロットは国土交通省の指導で出発前8時間以内の飲酒が、列車運転士は酒気帯び乗務が禁止されているが、航空法や鉄道法には明確な呼気アルコール濃度の指標はないという。

「節度」はビール1本

 特定非営利活動法人(NPO法人)アルコール薬物問題全国市民協会(ASK、東京)によると、「節度ある飲酒」とはアルコール摂取量20グラム。ビール中瓶1本か日本酒1合ほど。それでも3−4時間は酔った状態が続くという。

このニュースの写真

パイロットなどの飲酒検査に使用される高性能タイプのアルコール検知器=10月24日、羽田空港

関連トピックス

PR
PR

PR

イザ!SANSPO.COMZAKZAKFuji Sankei BusinessiSANKEI EXPRESS
Copyright 2008 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。