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シンポジウム:悲しみ繰り返さぬ社会に 交通事故遺族らが大阪で /兵庫

 16日の「世界道路交通犠牲者の日」(11月の第3日曜日)に合わせて、交通事故遺族らでつくる「TAV交通死被害者の会」(大阪市北区)などが15日、阿倍野区で「交通死ゼロ社会」の実現を目指すシンポジウムを初めて開いた。約250人が参加し、「運転手のモラル向上や交通システムの改善で死亡事故はゼロにできる」と訴えた。

 02年に過労・居眠り運転の大型トレーラーが渋滞の列に突っ込んだ事故で長男若葉君(当時6歳)ら家族3人を亡くした愛知県弥富市の阪口玲香さん(33)が遺族を代表して心情を述べた。阪口さんは「車で人を死なせるのも人間、犠牲になるのも人間。幸運にも事故に遭っていない方々とともに悲しみを繰り返さない社会を作っていきたい」と語った。

 このほか、速度を超過しないよう制御された「ソフトカー」や、歩車分離信号の普及に向けた提言、遺族によるトーンチャイムの演奏などがあった。【樋口岳大】

〔阪神版〕

毎日新聞 2008年11月16日 地方版

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