音声ブラウザ専用。こちらより記事見出しへ移動可能です。クリック。

音声ブラウザ専用。こちらより検索フォームへ移動可能です。クリック。

NIKKEI NET

防衛相「自主返納を」 田母神氏の退職金

 浜田靖一防衛相は6日午前の参院外交防衛委員会で、「日本が侵略国家だとはぬれぎぬ」などと政府見解に反する論文を公表して更迭された田母神俊雄前航空幕僚長について「トップに立った人間が立場を顧みずに述べたのは極めて問題。憤りを感じる」と強調した。定年退職扱いで約6000万円の退職金が支払われることへの批判には「自主返納という本人の判断を待ちたい」と強調した。民主党の喜納昌吉氏への答弁。

 更迭・退職までの手続きに関しては「懲戒免職の形を取るには長いと10カ月かかり、その間に定年が確定して退職金が出る。今できる1番早い処分が定年退職だった」と説明した。

 河村建夫官房長官は6月に派遣したアフガニスタン調査団の報告内容を改めて説明。民主党の「内容が不十分」との指摘で資料を5日に再提出したが、「関係者の安全にも影響し、相手国との関係も著しく損なう。これ以上の開示は不適当」として具体的な言及は避けた。 (11:10)

関連記事