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【コラム】 「新しい漢字」ってもうつくられないの?

ぼーっと新聞を読んでいて、フト「銃」という字が気になった。これって銃がこの世に生まれたころに、わざわざ新しくつくられた字ではなかろうか。では、今でも「新しい漢字」がつくられることってあるの? そもそも僕らが使う漢字は中国伝来のモノだけど、なかには「国字」と呼ばれる和製漢字(例えば「峠」とか)だってある。ならば誰かが新たに考えた“オリジナル漢字”が、公に認められることだってあり得なくはなさそうだけど…。

「結論から言うと、日本には漢字を公に認定する機関は存在しません。昭和56年に内閣告示された『常用漢字表』は、公用文書や新聞、放送など、一般の社会生活で国語を書き表す際の目安として定めたもの。現在、文化審議会国語分科会で見直しが進められていますが、おっしゃるような“オリジナル漢字”が採用されることは、現実的にはあり得ません。ただし、“新しい漢字”が今後長い時間をかけて世間に広まった結果、将来的に常用漢字表に載る可能性はゼロとはいえません」(文化庁・国語調査官の武田康宏氏)

普及の基準としては、まずは辞書に載ることなどが考えられるとか。そのためには、かなり一般に使われないと無理だそう…。じゃあ、漢字の母国での事情はどうか?

「中国では、現在でも医療分野や学術分野などの専門領域で、まったく新しい漢字がつくられることがあります。例えば化学の“元素記号”を中国では漢字一字で表しますが、新しい元素が発見されると『国家語言委員会』という国家機関が新しい漢字をつくって認定し、公に広めます。そもそも『六書』という造字の原理を考えたのは彼らですし、中国人は今でも漢字の民としての気概が強いんでしょうね」(中国語コミュニケーション協会代表の相原茂氏)

なお、日本にも「俗字」や「略字」と呼ばれ、限られた範囲でのみ通用した漢字はたくさんある。文字は作るより広める方がはるかに難しいみたいです。
(R25編集部)

「六書」による造字の原理はコチラ

※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです

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