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「一色産」ウナギ偽装で8人逮捕、魚秀社長は容疑認める

11月15日16時34分配信 読売新聞


「一色産」ウナギ偽装で8人逮捕、魚秀社長は容疑認める

任意同行を求められた神港魚類の北本順一容疑者(15日午前9時50分、兵庫県姫路市で)=内本和希撮影

 中国産ウナギかば焼きを愛知県の三河一色産と偽った産地偽装事件で、兵庫、徳島両県警の合同捜査本部は15日、ウナギ販売業「魚秀」(大阪市)社長、中谷彰宏(44)、水産物卸売業「神港魚類」(神戸市)元担当課長、北本順一(40)両容疑者ら8人を不正競争防止法違反(虚偽表示)容疑で逮捕した、と発表した。

 ほかに逮捕したのは、魚秀福岡営業所長、川上智行(41)、高松市の水産物卸販売会社元役員、稲山恵誉(よしたか)(44)、東京都中央区の商社社長、佐藤弘一(56)ら6容疑者。

 発表によると、8人は共謀し、今年2月上旬から、実質的な拠点が徳島市にある魚秀の中国産かば焼きを「原料原産地・愛知県(三河一色産)」などと記された段ボール箱に詰め替えるなどして偽装し、3月から4月にかけ、京都府や大阪、神戸両市などの9業者に20箱(200キロ)を納品した疑い。中谷容疑者ら6人は大筋で容疑を認め、北本容疑者は「偽装商品とは思っていなかった」、佐藤容疑者は「共謀していない」と否認しているという。

 これまでの捜査で、両県警は魚秀や神港魚類から押収した偽装ウナギ数十匹をDNA鑑定し、半数以上が、中国などで養殖されている「アンギラ種」であることを確認した。両県警は、偽装を裏付ける科学的根拠として8人を追及する。

最終更新:11月16日1時52分

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