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首相、来春以降の解散を示唆 予算「年度内の成立が大事」

 【ワシントン=中山真】訪米中の麻生太郎首相は14日昼(日本時間15日未明)、ワシントン市内のホテルで同行記者団と懇談した。衆院解散・総選挙の時期について「景気対策を考えたら予算をきちんと年度内に成立させるのがすごく大事な要素だ」と述べ、来年度予算案の成立を優先し解散の来春以降への先送りを示唆した。

 首相は当初、今年11月の衆院選日程を想定していた。しかし金融危機などへの対応を理由に早期解散を断念。与党内にはなお年末年始の解散・総選挙をうかがう空気もあるが、その場合は予算案の年度内成立への影響が避けられない。

 首相は懇談で「忘れてはいけないのは細川内閣の予算成立だ。景気を決定的に悪くしたのはあの時だ」と指摘。細川内閣が政治改革関連法案の成立を優先し1994年度予算案の処理が大幅に遅れた例をあげて予算案の早期成立の重要性を力説した。 (08:49)

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