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警官の拳銃自殺、今年すでに9人 「弱音吐けぬ」指摘も(2/2ページ)

2008年11月16日7時58分

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 不安定かどうかの見極めは、心身の不調や悩み事の有無をつかむ「身上把握」の成否にかかる。警察幹部の一人は「最も大事だが、最も難しい」と指摘する。40歳代の警察官は「悩みや受診を知られると望まぬ職場に換えられたり、昇進に響いたりしないか心配」と話す。

 自殺予防に取り組む精神科医は「殺人などの悲惨な現場を短期間にいくつも見てストレスをため込む。勤務時間が不規則で家庭に問題が生じやすい。それらを『自力で乗り越えてこそプロ』という文化があり、弱音を内部で吐けない土壌がある。警察とは無関係の専門機関で相談させる取り組みをすべきだ」と話している。(編集委員・緒方健二)

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