岡山放送局

2008年11月15日 19時21分更新

醍醐桜の種が宇宙へ

樹齢千年といわれる岡山県真庭市の醍醐桜の種が、15日、スペースシャトル「エンデバー」で宇宙へ旅立ち、桜の種を集めた地元の小学生たちがインターネット中継で打ち上げの様子を見守りました。

このプロジェクトは、国際宇宙ステーションに設置されている日本の実験施設「きぼう」に、全国13か所の桜などの種を届け、半年後に、地元に持ち帰って植えようというものです。

15日は、真庭市の樹齢千年と言われる醍醐桜からことし6月に種を拾い集めた別所小学校の子どもたちが集まり、パソコンのインターネット中継で、スペースシャトルの発射の瞬間を待ちました。
そして、日本時間の午前9時55分に打ち上げられると大きな歓声を上げて喜んでいました。

子供たちは、この後、醍醐桜の前の広場でペットボトルでつくった水と空気で飛ぶロケットを打ち上げて、宇宙への旅立ちを祝福していました。
打ち上げを見守った子供の1人は、「宇宙から戻った種が、芽を出して、美しい花を咲かせてほしい」と話していました。