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青い鳥はすでに 

今私はストーリーづくりから作画まで全部一人でやっています。
雑誌時代のように担当編集者と話し合いながらというやり方ではありません。

作品が独りよがりになる危険性もありますが、どういう風に描いてもいいという自由もあります。

協力者がいてくれたらなあと思うことはもうなくなりました。
一人であれこれと工夫するのはやりがいがありますし、やはり楽しいです。

今のこの自由さは、もしかしたら私がずっと昔から夢に描いていたものかもしれないということに、最近気づきました。
それは一人だからこそ得られる境地かもしれません。

今私にチャンスを与えてくださってるのは電子コミックの世界です。
大変ありがたいです。
ある程度の水準の実績をあげなければならないのは、どこの世界でも同じです。
甘えは許されませんし、望むところです。
でもそれをクリアできていけさえすれば、自由な生き方ができそうです。
そうすればきっと本だって出せるようになると思いますし。


雑誌の世界に、S社に、いつか戻りたいという気持ちは捨てました。
いえ、自分でも不思議なくらいに、その気持ちはすっかり消え去っています。

私が本当に望む生き方はもう既に手に入れていたことに、やっと気が付きました。



毎日コツコツ原稿を描きながら、そんなことを考えました。

[ 2008/11/16 04:18 ] 未分類 | TB(0) | コメント(-)
プロフィール

Author:茶木ひろみ
(本名は現在非公開とさせてください)
1956年4月16日牡羊座
兵庫県神戸市生まれ
コーヒーとバタートーストとチョコレートケーキと麺類が好き。

職業は謎の漫画家。
幼少の頃から世界は恐怖と愛でできていると感じ、その矛盾を受け入れる生き方を続けている。
現在も描き続けている「銀の鬼」シリーズは、その矛盾がテーマとなっている。

ピアフやアダモをBGMに小説を読むのがひと時の幸せと感じる。

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