筑前町東小田の教覚寺(行武法親住職)の本堂前に、色とりどりの菊で作られた赤富士や五重塔、鶴などが飾られている。
菊は、近くに住む古賀義人さん(64)が育てた。古賀さんは教覚寺の檀家で、住職と同じ年。幼なじみだったこともあり、育てた菊をお寺に展示し、7年前からは絵画風に並べている。
赤い懸崖(けんがい)菊で作った赤富士や五重塔。それに鶴の恩返しをテーマに小屋と鶴7羽を配置した。10種約1000本の菊を使ったという。
今ではバスなどで熊本や北九州など遠方からも訪れる。古賀さんは「菊作りは手間がかかるが、喜ばれる姿を見るのが一番うれしい」と話している。花は8分咲きで12月中旬まで楽しめる。【川上敏文】
〔福岡都市圏版〕
毎日新聞 2008年11月6日 地方版