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米国:オバマ氏暗殺計画 ネオナチ2人供述--テネシー

 【ワシントン草野和彦】米南部テネシー州の検察当局は27日、強盗を企てた罪などで20歳と18歳の男2人を起訴したと発表した。2人は白人至上主義を唱える「ネオナチ」で、銃砲店から銃を奪い、大統領選民主党候補のオバマ上院議員を暗殺するつもりだったと供述しているという。

 AP通信などによると、男らはまず州内の高校を襲撃し、88人の黒人生徒の射殺などを計画。アルファベットの8番目の「H」の文字を二つ並べた「88」は「ハイル・ヒトラー」を意味するネオナチ集団の隠語という。

 最終目的としてオバマ氏暗殺を考えていた。車でオバマ氏に近づき、車窓から発砲するつもりだったという。2人は約1カ月前、インターネット上で知り合い、互いの白人至上主義の思想に共鳴したとみられる。

 オバマ氏は昨年5月から、シークレットサービスの警備対象となっている。コロラド州でも今年8月、オバマ氏暗殺計画をほのめかした男3人が逮捕された。起訴は見送られたが、大統領選が近づく中、治安当局は警戒を強めている。

毎日新聞 2008年10月29日 東京朝刊

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