ちょっとデジタル

競泳メダリスト・宮下純一さん、iPod必携

2008年11月10日更新

宮下純一250(みやした・じゅんいち)1983年鹿児島県生まれ。北京五輪の競泳男子100メートル背泳ぎで8位入賞、 男子400メートルメドレーリレーでは北島康介選手らと銅メダルを獲得。 10月に現役を引退し、今後はスポーツキャスターへと転身する。
 北京五輪でメダルを取った瞬間は「水泳を続けていて本当によかった」という気持ちでいっぱいでした。今でも、そのときの写真を見ると熱くなりますね。
 
 北京のときもそうですが、遠征にiPod(米アップルの携帯音楽プレーヤー)は欠かせません。移動中やレース前にリラックスするために必須です。i Podには洋楽やJポップの曲が2500曲くらい入っています。音楽以外にも動画も入れています。お笑いの動画を見てニヤニヤしていると、「何やってるの?」と他の選手に不思議がられることもあります(笑)。
 
 レース前にはバラード調の曲を聴くことが多いですね。ボーズのノイズキャンセリングヘッドホンを愛用しているのですが、余計な雑音が聞こえないので集中力が高まります。
 
 遠征には「ニンテンドーDS」(任天堂の携帯型ゲーム機)も持って行きます。ほとんどの選手が持ってますね。北京のときは、水泳の日本代表8人で「マリオカート」の通信対戦に熱くなりました。
 
宮下純一180
 アスリートは、みんな負けず嫌いなんですよ。何をやるにも真剣。遊びなのに、いつの間にか気持ちはレースそのものになっているんです。エキサイトしすぎて、負けると、そ の後の練習の気分が乗らない、なんてこともあります(笑)。
 
 DSはゲームだけでなく、最近は中国語を日本語に翻訳してくれる筆談ソフトも出ているので、海外に行くときはぜひ活用したいですね。
 
 自分の泳ぎは必ずビデオに撮って、フォームをスロー再生でチェックします。パソコンに映像を取り込んで、他の選手の泳ぎと自分の泳ぎを重ねて見ることもあります。自分ではできていると思っていても、 実は全然できていなかったというのが、パソコンを使って分析するとよくわかります。頼りになりますね。
 
 今欲しいデジタル機器は、薄型テレビです。大画面のハイビジョン映像でスポーツ中継を臨場感たっぷりに楽しみたいです。

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