ここから本文です。現在の位置は トップ > 地域ニュース > 千葉 > 記事です。

千葉

文字サイズ変更
ブックマーク
Yahoo!ブックマークに登録
はてなブックマークに登録
Buzzurlブックマークに登録
livedoor Clipに登録
この記事を印刷
印刷

旭中央病院:きょう55周年式典 高い利用率「黒字」続く /千葉

 ◇院長「今後も地域の核に」

 東総地域の中核医療機関である旭市の総合病院国保旭中央病院(吉田象二院長)が15日、「開院55周年記念式典」を行う。開院当初の病床113床は現在956床に、診療科目も4科から37科に増えた。開院以来の黒字経営が続くが、指定管理者制度導入や新館建設問題など課題もある。

 現在の病床数は一般病床のNICU(新生児特定集中治療室)、救命救急センター、緩和ケアなどの730床、精神科救急病棟などの220床と感染6床の計956床。常勤医師は241人(他に非常勤34人)、常勤職員1831人。1日平均の入院患者数878人、外来患者数3287人。

 病床利用率は全科で94・8%という高い水準。外来患者用の駐車場は1440台あるが、大勢の利用者の車で込み合っている。

 病院事業費は同市の07年度一般会計決算額約254億円を上回る約300億円。将来の病院運営について、公設民営化による指定管理者制度導入が検討されているほか、老朽化による新館棟建設(約340億円)の計画もある。第三代院長の吉田院長は「自治体病院の経営は厳しく、課題も多いが、職員一丸となって地域の基幹病院としての役割を果たしていく」と語る。

 15日の記念式典(午後2時)では千葉大学の齋藤康学長が「医学から医療、そして患者さんのために」と題して講演する。【新沼章】

毎日新聞 2008年11月15日 地方版

 
郷土料理百選

特集企画

おすすめ情報