松山放送局

2008年11月15日 12時7分更新

東予の周産期センター 空白に


新居浜市の住友別子病院が、医師不足のため、9月末で産婦人科を休止し、東予地区で、お産前後の周産期にリスクの高い医療に対応する施設として、この病院が県から認定されていた「地域周産期母子医療センター」が、空白になっていることが分かりました。

県によりますと、住友別子病院は平成17年度に、県が、「地域周産期母子医療センター」に認定し、産婦人科では3人の医師が診療にあたっていました。
しかし、全国的な医師不足の影響で、派遣元の大学から医師を引き揚げたいという要請があったことから、産婦人科の医師の人数を確保できなくなったということです。このため病院は、センターとしての使命を果たせなくなったとして認定の辞退を県に申し入れ、9月末で、産婦人科を休止したということです。

県は、東予地区の患者については、さらに高度な医療を行う「総合周産期母子医療センター」として、県内でただ1つ指定している、松山市の県立中央病院に、積極的に受け入れるよう求めているということです。

県は「東予の『地域周産期母子医療センター』は空白になっているが、できるだけ早い時期に、同じ地域で、適切な病院を認定したい」と話しています。

病院を訪れた人は「女性にとっては大きな問題で産婦人科の休止は不安です」とか、「女性が出産できる場所が限られてきている。
子どもを産み育てて行くのが難しい社会になってきているのではないか」と話していました。

「地域周産期母子医療センター」は、地域の病院や診療所と連携して、妊娠から出産までの高度な医療を行う施設で、県内では、▼松山市の松山赤十字病院、▼東温市の愛媛大学医学部附属病院、▼宇和島市の市立宇和島病院が、認定されています。