◆　報道各社に直筆FAX、吉本興業「寝耳に水」　◆

　「ちゅ〜とハンパやなあ」のギャグで、かつて関西を中心に活躍していた人気漫才コンビ「ちゃらんぽらん」のおおにしこうじん（４７）が１２日、自筆のファクスを報道各社に送り、６月末でのコンビ解散を宣言した。

　理由を「（二紀展入選の腕前の）絵と漫才をやってまいりましたが、自分の小さな頃からの夢、絵で世界を目指して頑張ろうと決意しました」と説明。コンビ解散と同時に吉本興業を退社し、相方の富好真（４７）のみ今後も東京吉本所属のタレントとして芸能活動を継続していくとした上で、「次は個人個人で大きな華を咲かせる覚悟です」とつづっている。

　ただ、数日前にも普通に２人で舞台を務めており、同社広報も「寝耳に水でまったく把握していない。今後調査して何らかの形で報告する」と困惑している。

　ちゃらんぽらんは１９７９年にアマチュアでコンビを結成。テレビなどで注目を集め８７年に吉本所属となった。００年には上方漫才大賞の大賞を受賞するなど活躍した。

　おおにしは昨年４月に「卒業させていただく」と引退をにおわすファクスを送ったが、結局は大阪から東京に所属変更して活動を継続していた。

[ 2008年2月13日付　紙面記事 ]