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「ちゃらんぽらん」富好 ピンで再出発 大阪で会見

ピン芸人としてスタートを切る、ちゃらんぽらん富好
◆ 元相方おおにしの“サヨナラ漫才”「出ません」 ◆

 解散を発表した漫才コンビ・ちゃらんぽらんの富好真(47)が22日、大阪市中央区の吉本興業で会見し、ピン芸人「ちゃらんぽらん富好」として再出発することを発表した。ただ、17日に元相方・おおにしこうじん(47)がファクスで発表した5月11日のサヨナラ漫才には出ないことを明言。かつて一世を風靡(ふうび)したコンビは何とも“ちゅ〜とはんぱ”な結末を迎えた。


◆ おおにし「僕は待ってます」 ◆

 解散騒動後、初めての会見に臨んだ富好はサバサバした表情で「ピンで活動していきます。もう漫才はしないと思う」と28年間活動してきたコンビ「ちゃらんぽらん」との決別を明言した。

 17日に、おおにしが報道各社に「5月11日にサヨナラ漫才をします」とファクスを送ったが、富好は「僕は出ません。おおにし君の単独イベントになります」ときっぱり。「画家で世界を目指すと漫才を辞めたのだから、その時間も絵に使うべきだと思う」と「元相方」に、厳しい口調で“富好流エール”を送った。

 一方“拒否”された形のおおにしは、スポニチの取材に「ファンのためにも、最後の漫才をしたい。心変わりするかもしれませんし、僕は待ってます」と寂しげだった。

 解散の経緯について富好は「1月15日に何となく話をされて2月5日にはっきり言われた。びっくりしたけど画家になりたいと言うなら、頑張ってとしか言えません」。

 ピン芸人「ちゃらんぽらん富好」として、所属は東京吉本から、再度大阪へ。この日も落語家のイベントにゲスト出演するなど活動を始めているが、吉本初舞台は3月8日の浅草花月となる。

 現在の心境を「投手から野手に転向したようなもん。8日の公式戦に向けて、イベントなどオープン戦で頑張って公式戦へ向かいたい」と野球に例えて説明。「ええように言うたら僕は中田翔。結果出さないと使ってもらえない」と高卒ルーキーのような新鮮な気持ちもアピールした。

 今後は時事問題に「ちゅ〜とはんぱ」を絡ませた漫談や、モノマネなどを披露する。目標を「来年のR−1ぐらんぷり優勝」と宣言。再出発への強い決意をにじませた。

お笑いコラム「森羅万笑」のページへ)

[ 2008年2月23日付 紙面記事 ]

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