記事入力 : 2008/11/14 17:30:56
【コラム】不治の病の北朝鮮と付き合う覚悟(下)
北朝鮮問題は結局、北朝鮮を「正常な国家」と見るか、「正常でない国家」と見るかだ。正常ならばアメとムチを織り交ぜ、悪い癖を直せるという希望を持てる。しかし、先天的に正常ではないことが確実ならば特に妙案はない。赤ん坊が食べられず、病気で命を落とし、担架で運び出されているのに、親が昼夜分かたず爆弾作りに没頭している家庭を正常と言えるだろうか。それならば北朝鮮が騒ぎを起こすごとにいちいち苦しむのではなく、不治のがんと親しくなるかのように北朝鮮の「非正常」を抱え込む覚悟を固めたほうがましだ。命が途絶えればがんも消える。われわれの民族的、道徳的な義務はその日が来るまで飢えた北側の土に芽生えながら、罪もなく枯れていく哀れな新芽を一つでも助けることに真心を集中させることだ。
姜天錫(カン・チョンソク)主筆
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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