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小磯良平作品「日本髪の娘」を発見 韓国

 【ソウル13日共同】韓国国立中央博物館(ソウル)が所蔵する李王家の日本美術コレクションの中から、日本を代表する洋画家で文化勲章受章者の小磯良平(1903―88)の作品で、日本では行方が分からなくなっていた「日本髪の娘」(35年)が見つかった。韓国国立中央博物館が13日発表した。

 18日から来年10月まで同博物館で開かれる「日本近代西洋画」展で公開される李王家コレクションの一部。韓国が植民地支配から解放されて以降初めて、李王家の洋画約40点すべてが公開される。同作品の展示も解放以降、初となる。

 「日本髪の娘」は、いすに座った和服姿の美しい女性を描いた作品。保存状態も良好という。

 神戸市立小磯記念美術館の広田生馬学芸員は「小磯の脂が乗りきった時期の作品で、非常にアカデミックな技法が取られている。価値が高い作品だ。1935年に東京で開かれた展覧会に出品され、存在は知られていたが、日本では行方不明になっていた」と話している。(00:06)

社会 | おくやみ