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李大統領「貿易・投資に障壁を作ってはならない」

 李明博(イ・ミョンバク)大統領は15日(以下、現地時間)に米国ワシントンで開かれるG20(主要20カ国)金融サミットに参加し、基調演説を通じ「貿易および投資と関連する新たな障壁を作らない“凍結宣言”に参加してほしい」と提案することが分かった。世界的な経済危機により保護貿易主義が台頭することを防ごうという趣旨だ。

 大統領府(青瓦台)が伝えたところによると、李大統領はこのサミットで「最近の世界的経済難により保護貿易主義が拡散すれば、新興経済国がさらに多くの被害に見舞われることになる。外貨の流動性拡大のため、主要先進諸国は通貨スワップを新興経済国まで拡大すべきで、国際通貨基金(IMF)の財源を拡充しなければならない」と表明するという。また李大統領は、「世界貿易機関(WTO)ドーハ開発アジェンダ(DDA)交渉が速やかにまとまるよう、G20が先頭に立って行動すべきだ」と促す予定であることも分かった。

 これに先立ち李大統領は、14日にワシントンに到着し、ブルッキングス研究所でオバマ次期米大統領の陣営で外交・安全保障分野を受け持つ参謀陣と懇談会を持ち、米国の新政権における韓半島(朝鮮半島)政策の方向性と韓米関係発展のあり方を議論した。その後李大統領は、ブッシュ米大統領が主催する夕食会に参加した。

 李大統領は17日にブラジルとペルーを訪問し、22日からペルーの首都リマで開かれる第16回アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に参加する。

ワシントン=朱庸中(チュ・ヨンジュン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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