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進化する100円ショップ、日本に「価格破壊」の嵐

 11月8日、東京・原宿に長い行列ができた。長蛇の列ができたのは、銀座に次ぐ日本進出2号店がオープンしたスウェーデンのファッションブランド「H&M」原宿店の前だ。午前11時のオープンを前に、約2000人が集まった。H&Mはカーディガンが5490円、ワンピースが4990円という世界的な低価格ブランド。日本の低価格ブランド「ユニクロ」のライバルといえよう。

 H&Mが銀座に1号店を出したのは9月中旬。世界的に景気が冷え込んでいるためか、銀座店の行列も長かった。近くにあるユニクロや、価格設定が中程度の「ZARA」にも、景気低迷を受け客が集まっている。

 共同通信は5日、H&Mを例に挙げ「景気悪化で銀座の商業圏の主役は(高級ブランドから低価格ブランドへと)変わった」と報じた。日本テレビは、「8日に原宿店に長い行列ができたのも、H&Mが世界的高級ブランド“コム・デ・ギャルソン”のデザイナー川久保玲とコラボするという話題性だけでなく、不景気がその背景にある」としている。産経新聞はこれを「H&M現象」と呼んでいる。

 1990年代に日本を風靡(ふうび)した「価格破壊」が再び勢いを増しつつある。関西地方を中心に最近登場しているのが「100円自動販売機」だ。全国から在庫をかき集め、自動販売機で普通120円から150円で売られている缶飲料やペットボトル飲料を100円均一で売る。日本が長期不況に襲われた1990年代に定着した「100円ショップ」が最近の不景気で自動販売機に進化したのだ。日本全国に4万台の「100円自動販売機」が既に設置されている。

 また、3大都市の一つ、名古屋市内で一般だった「駐車20分間で100円」というコインパークは、最近「30分間で100円」に引き下げられた。名古屋ドーム近くには夜10時から朝8時まで「30分間で10円」という超低価コインパークもお目見えした。駐車する車がないよりはたとえ小銭でも稼げれば、というものだ。

 不景気が原因の値下げ以外に、「円高還元セール」も広がりを見せている。日本最大手の流通グループ「イオン」は今月から円高分に相当する額だけ輸入品の値段を下げた円高還元セールを全店舗で実施している。また、大手旅行代理店「H.I.S.」は「海外ツアーは円高の今がチャンス」と大々的な値引きを展開。ソウル2泊3日のツアーは3万円を切るものもある。「昨年10月は1万円=8万ウォンだったが、今年10月は16万ウォンになった」という広告コピーも躍っている。

東京=鮮于鉦(ソンウ・ジョン)特派員


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