Print this Post Article Lists Back

個人の生活や空間を尊重しない韓国人(下)

【特集】外国人が暮らしにくい国・韓国

◆小さい子どもに接するとき 

 韓国では面識のない子どもでも、頭を撫でたり抱いたりすることがよくある。だが、外国人の中には、細菌への感染や性的暴行を心配し、敏感な反応を示す人も少なくない。また、見知らぬ人が自分の子どもの体に手を触れたりすれば、不快感を示すこともある。「かわいいね」と声をかける程度にしておくのが望ましい。

 ◆食事するとき

 韓国人は食堂で皆が同じメニューを頼むことも多いが、外国人は必ずしもそうではない。自分が接待する場合でも、メニューを勝手に決めるのは失礼にあたる。まずは相手の希望を聞いてから決める必要がある。また、どんな料理を食べるか決める際にも、まず相手がベジタリアンかどうか、アレルギーや宗教上のタブーなどで食べられないものがないかどうかなどを確認することも大事だ。一方、テーブルに携帯電話を置いていると、「あなたは特に大事な人ではない」と誤解されることもある。フランスの一部の高級レストランでは、入店する際に携帯電話をカウンターに預けなければならない。

◆公衆浴場やプールでは 

 公衆浴場やプールでは、相手が嫌がるほどジロジロ見るのは失礼にあたる。また、傷跡や障害がある人に対し、その理由を尋ねる人もいるが、これは絶対にしてはならない無礼な行為だ。このほか、日本の公衆浴場・温泉・サウナでは、同性であっても、体の特定の部分が見えないようタオルで隠すのがマナーだ。

◆相手に招待された場合  

 相手の家に招かれた場合、あまり早く着き過ぎるとかえって失礼だ。相手がまだ準備を終えていないこともあり得るからだ。約束の時間から5分ほど経ってから、手土産を持って行くのが望ましい。「美味しい」といった褒め言葉をかけ、次の日に電話をかけたり令状を送るなどして謝意を示せば、もっと相手に喜ばれる。また、自分の箸やスプーンで取った料理を相手に勧めたり、「洗い物を手伝ってあげる」と言って他人の家の台所に入るのは、韓国では普通のことだが、他の国では失礼にあたる。

アドバイザー:崔楨禾(チェ・ジョンファ)韓国外国語大通訳翻訳大学院教授、崔愛敬(チェ・エギョン)梨花女子大国際事務学科教授、チョン・ギオク西原大客員教授(元外交通商部儀典長)、ソ・デウォン光云大碩座教授(元国連代表部次席大使)

リュ・ジョン記者

キム・ヨンジュ記者

ビョン・ヒウォン記者

キム・ジンミョン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

このページのトップに戻る