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韓国の地下水、3割がノロウイルスに汚染

 全国の地下水の約3分の1が、食中毒を引き起こすノロウイルスに汚染されていることが分かった。ノロウイルスは主に水や食物を通じて人に感染。韓国の食中毒発生原因の20%を占める。

 環境部傘下の国立環境科学院は30日、「4月から全国地下水の汚染状況を調査した結果、調査対象300カ所の地下水のうち、104カ所(34.7%)でノロウイルスが検出されたことから、地下水の使用を中断するよう地方自治体に伝えた」と明らかにした。

 調査対象の地下水の中で飲料水として使用される176カ所のうち、学校や軍部隊、修練所など64カ所(36.4%)でノロウイルスが検出された。ただし同科学院は「まだノロウイルスによる食中毒事例は報告されていない」と説明した。

 ノロウイルスは人の腸でのみ繁殖し、排泄物を通じて空気や水などに伝わり、長い場合は40日ほど生存する。伝染力が非常に強く、ワクチンが開発されていないために予防ができない。

パク・ウンホ記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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