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快挙逃した松坂、今季の粘り強さに「見ていて楽しい」と同僚

2008年11月14日 (金) 20:08 MAJOR.JP

【ボストン13日=Ian Browne / MLB.com】ア・リーグのサイ・ヤング賞はクリーブランド・インディアンスの左腕クリフ・リー投手が受賞。18勝3敗の好成績を挙げたボストン・レッドソックスの松坂大輔投手は投票で4位に終わった。なお、レッドソックスの投手では昨年、ジョシュ・ベケットがCC・サバシア投手(当時インディアンス)の次点に甘んじていた。

 松坂がマークした18勝はア・リーグ4位タイ、防御率2・90は3位、被打率2割1分1厘はリーグトップの数字。リーグトップの94与四球という課題も露呈したが、14度あった満塁の場面で失点を許したのはゼロと、粘り強い投球を見せている。

 松坂はタンパベイ・レイズとのア・リーグ優勝決定シリーズ第1戦の登板直後、インタビューで通訳を介し、「(満塁で失点しない理由は)自分でも分からないが、結果的にそうなっている。四球で走者を出しても、ホームにかえさずに済んでいる。ランナーを得点圏に置いたからといって何か考え方を変えているわけではない」と語っていた。

 松坂の同僚、ジェド・ローリー遊撃手はポストシーズンの戦いの中でこう述べていた。「松坂は自らを苦しい状況に追い込み、そこから脱出する。後ろで守っていて面白いよ。若干ピリピリするけど、見ていて楽しい」
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