米政府、安全確認できない中国産乳製品の輸入を全面禁止

2008年 11月 14日 14:01 JST
 
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 [ワシントン 13日 ロイター] 米政府は13日、中国産食品に有害物質が混入していた一連の問題を受け、中国から輸入される乳製品にメラミンが含まれていないことを輸入業者が確認できない限り、輸入を禁止するとの通達を出した。

 来週には、2人の米保健当局者が中国に入り、食品検査事務所を開設するとともに、食品の安全について協議するという。

 このほか、米厚生省のレビット長官と食品医薬品局(FDA)のエッシェンバック局長が、北京、広州、上海にFDA事務所を開設する。

 今年に入り、メラミンが混入した粉ミルクを飲んだ中国人の子供少なくとも4人が死亡し、数万人が健康被害を受けている。

 こうした事態を受け、各国は相次いで、中国の乳・卵製品に対する監視を強化している。

 
 
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