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【コラム】日本から見ると「北朝鮮=中国の植民地」!?(下)

 多少挑発的な内容を含むこの発表が終わると、ほかの出席者らも一斉にひと言ずつ口を挟んだ。

 「米国は(北朝鮮を属国化しようとする)中国の意向を受け入れたのではないか。日本は米国の決定に従うだろうが、韓国がどのような選択をするかにより、玄界灘が日本の安全保障の最前線になることもあり得る」

 「時間稼ぎをしているのは北朝鮮だが、中国としても時間が非常に重要になった。中国の立場からすれば、しばらくの間は北朝鮮の暴発を抑えたいところだ。中国としては最低5年は必要になるが、北朝鮮がそれまで持ちこたえられるだろうか。中国に膨大な数の難民が押し寄せれば、東北3省の振興は水の泡になる」

 「中国は統一後に米軍が撤退するとしても、統一韓国を望んでいない。実際にベトナム統一からわずか3年後の1979年には中国とベトナムとの間に大規模な領土紛争が発生している。中国は、韓半島のナショナリズムが南側(日本)に向かって噴き出すのは歓迎するが、北側(中国)に向かう可能性を懸念している」

 最近、日本ではこうした話をしばしば耳にする。こうした話が飛び出すのは、北京合意以降、孤立感を深めている日本国内の雰囲気を反映したものと見ることもできる。安倍首相の日本軍慰安婦発言が韓国人の怒りを買っているが、実際に日本の識者らが韓半島に対し、どのような考えを持って眺めているのかについて、韓国では余りにも関心がないようだ。

東京=鄭権鉉(チョン・グォンヒョン)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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