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露ハサンと羅津港結ぶ鉄道が現代化へ

 ロシアは年内に北朝鮮の羅津港とロシアの極東ハサンを結ぶ54キロの鉄道区間を現代化するための工事に取り掛かることで北朝鮮と合意した、とロシア鉄道公社のヤクニン社長が16日明らかにした。

 ヤクニン社長は同日、ウラジオストックで行われた記者会見でこのように明らかにし、「羅津とハサンの間の鉄道が現代化されれば、韓国からヨーロッパに向かうコンテナの一部が北朝鮮の羅津港に向かうようになる」と言及。さらに「このような事業を進めていくために、韓国、北朝鮮、ロシアの3カ国による会談も開催される」と話した。

 こうしたヤクニン社長の言及は、今年4月末に平壌でロシア鉄道公社と北朝鮮鉄道省が取り決めた羅津とハサンの間を結ぶ鉄道を現代化するための合弁会社の設立や、現代化に向けた妥当性の検討など、一連の準備を終え、年内に工事に取り掛かる、という意味として受け止められる。

 これと関連し、15日からロシアを訪問中の鉄道公社の李哲(イ・チョル)社長は近くヤクニン社長と会合し、7月にも韓国、北朝鮮、ロシアの鉄道当局が会談を開催する方向で具体的に協議していくほか、韓国とロシアの物流合弁会社の設立やヨーロッパに向かうコンテナの羅津・ハサン間の鉄道の利用を定める了解覚書にもサインする予定だ。

モスクワ=権景福(クォン・ギョンボク)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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