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釜山のベンチャー企業、無人ヘリを中国に輸出

 釜山市のベンチャー企業が独自開発した無人ヘリコプター(写真)が中国の空に飛び立つ。

 釜山市は12日、地場ベンチャー企業のワンシーン・スカイテク(同市釜山鎮区)がこのほど、中国・北京市にあるエンジニアリング会社、必威易低空空間科技(BVE)と無人ヘリ「エックスコプター」の中国における販売代理契約を結んだと発表した。この契約により、ワンシーン・スカイテクは今後5年間に無人ヘリ122機(690万ドル=約6億6000万円)を中国に輸出し、5年間に維持補修費用として89億ウォン(約6億1000万円)を手にする。なお、この契約による同社の総売り上げは170億ウォン(約11億7000万円)に達する。

 同社は昨年7月、独自開発したエックスコプターの初飛行に成功し、今年1月には米GST社に1機を初輸出。7月にはBVE社に2機を輸出した。今回の契約で、同社は無人ヘリ開発からわずか1年余りで100機以上の大量輸出ルートを獲得した。同社はまた、南アフリカのATE社、米GST社、CCT社のほか、マレーシアなどの防衛関連企業とも輸出交渉を進めている。

 今回中国に輸出される無人ヘリは自動飛行措置が搭載されていない手動型で、輸出価格は1機当たり6万4000ドル(約610万円)。中国では送電線の架設や航空撮影、映画制作などに利用される予定だ。

 同社は1999年に設立され、釜山市などの支援を受け、無人ヘリ技術を開発し、東義大情報工学館に本社、慶尚南道金海市進礼面に面積1000坪の工場をそれぞれ置いている。

パク・チュヨン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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