Doctor Takechan
More プロフィール

Search

Calendar

<< 2006/08 >>
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

トップページ

Doctors Blog

ブログの購読

新着コメント

新着トラックバック

暑い!。京都は今日も36℃を越えた。京都は盆地であり,お寺など多いわりには緑地は少ないと言われている。熱気は逃げず,コンクリートジャングル、アスファルトジャングルとなり、夜も熱気が逃げないので、エアコンなしではかなり厳しい。ウチも終夜エアコンが動いている(控えめに冷房しているのだが,それでも朝起きたらすでに汗をかいている)。京都へ転居して来た人の大部分は、京都がこんなに暑いとは知らなんだ、とショックを受け、心身とも参っているようだ。全国的にみてもかなり厳しい暑さなのだ。====================================================ご存じのように、暑いと汗が出るが,当然塩分も水と一緒に排泄されるので,暑さ対策で水分を採る時は、多少の塩分も併せて摂取する必要がある。嫌がる人もいるが,麦茶に少し食塩を入れる、というのは子供の頃、祖母がいつもやっていたので、ボクには極めてあたり前のことである。そうそう、大塚製薬がポカリってのを出している。それ以外にもスポーツ飲料はアクエリアスとかゲータレ−ドとかいろいろある。で、老人や体の弱い人に水分を補給するなら,ポカリそのままではやや濃すぎるらしい。実際,ポカリを1/2〜1/3に薄めてそこに食塩を少し加えた飲料が売られている。その方が,カラダにいいようである。これは是非覚えておこう。下痢したときの水分補給にも使える。ただし、カロリーは期待出来ないのでそのつもりで。また、経管栄養をしている患者さん(経鼻も胃瘻も)の場合,処方される栄養(エンシュアなど)は一般に塩分控えめになっているので、注入する際、朝夕食塩1gずつとか加えた方が電解質が安定する例が多い。塩は高血圧のモトではあるのだが、不足してもいけない。在宅で介護しておられる家庭でも、一度考えてもらった方がいいだろう。低ナトリウムで元気のなくなる老人は結構多いのだ。

固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

最近、ある医療関係の問屋さんで働く人から聞いた話。国公立はじめ大きな病院に機材を納入しようとすると,問屋単独では入札できないから、クラヤ・三○堂とかス○ケンとか大手の問屋でも、三菱商事だとか丸紅だとか大きな商社と組んで入札するんだとか。これは、規制緩和を逆行してる、と見るのか,それとも医療権益に商社が群がっている、とみるのか、事実はボクにはわからないが、とてもおかしな、そして非効率的なことだと思う。皆さんはどう思いますか?==============================================================医療があたかも無駄の巣窟のような言われ方をして、激しい医療費抑制政策が進む中,商社にまで中間マージンを支払う余裕はないはずなのに、一体どの省庁のシワザなのか、気になるところ。だいたい、医療系の問屋は利益率1%未満で薄利多売でかろうじてしのいでいる状態と聞く。その上澄みをさらにかすめ取る商社は医療従事者としてはちょっと納得できないものがある。

固定リンク | コメント (3) | トラックバック (0)

今朝のテレビで外務省の無駄遣いを報道してました。インターネットを使ったパスポート発行システムを十数億だか国民の税金で構築したものの、2年間で132名しか利用しないので,やめたんだとか。==================報道によれば,インターネットで便利になるかと思ったら,とんでもない話で,パスポートを手に入れるためには,1)自宅にインターネットを利用出来るパソコン環境が必要なだけではなく、2)住民基本台帳カードを役所でもらって来て、3)カードの中身を読み込むためのICカードリーダライターを用意して、さらに4)戸籍謄本も用意する、ってものだとか。これでは便利になったと感じる人はまずいないだろう。============================================================報道でも言ってたけど,132人しか利用しないことより、132人もICカードリーダライターを買った方が不思議だ!って。ひどい話だよね。(この132人も全部外務省のしょくいんだったりして)。国民の税金をこのように無駄遣いしてます、という典型例のように思えます。利便性など全く考慮せず,この大金は、外務省がパソコンや周辺器、ICカードリーダライターなどを大量に買い込んで、ソフト会社に大金を払って,担当部署の職員に、ほとんど仕事がないのに人件費支払って、それで全部潰しちゃうんだね。============================大量の機材はそのあとどうなっているのか、発注したソフト会社と外務省の関係はどうだったのか、もう少し詳しく国民に報告してほしいものだ。それにしても、それだけのカネがあれば、ボクが以前勤務していた病院も廃院にならなかったのでは,あるいは、検査機器の老朽化で困っている病院がいくつも助かったろうに。何億も無駄遣いして平気でいられる人間を一度は診察して見たいと思いませんか。ま、結論は分かり切っているけど...「お前らにつける薬などない!」

固定リンク | コメント (4) | トラックバック (0)

参院選で武見氏推薦を決定 日本医師連盟、異例の採決 06/08/23 記事:共同通信社 提供:共同通信社 ID:282426 <以下,この記事を紹介しましょう>  日本医師会(日医)の政治団体、日本医師連盟は22日、都内で執行委員会を開き、来年夏の参院選比例代表の候補者について、異例の採決で、3選を目指す現職の武見敬三参院議員の推薦を決めた。  推薦候補の決定をめぐっては、武見氏が4月の日医会長選で小泉政権との関係強化を訴えて初当選した唐沢祥人現会長に肩入れしたため、植松治雄前会長を支援した近畿の医師連盟が武見氏の推薦に強く反発した。  このため公募方式を採り、武見氏と、昨年郵政民営化関連法案に反対し衆院福岡10区で落選した自見庄三郎元郵政相が名乗りを上げた。両氏間の調整は難航、採決による武見氏一本化となった。ただ日医内の亀裂は深く、武見氏の選挙に影響を与えそうだ。 ======================================================================================= 日本医師連盟は、ご存じの通り日本医師会直属の政治団体。基本的に日本医師会に入会すると、自動的に政治連盟に入会したこととなり,医師連盟ニュースやら寄付金の依頼などが送られて来る。当然,こうやって全国の医師会員(大部分は開業医)から集めたカネは政治献金など、政治活動に使われる。===========================================================================未だに理解できないのが,これだけ医療制度をいじくりまわして医療崩壊に追い込もうとしている自民党議員を平気で推薦すること。良質な医療を行える環境を作るために努力してくれている議員(がいるなら)に献金するならまだわかるが、医療制度改革(改悪!)に賛成しておいて,その流れの中で医師会にオコボレをもたらしてくれそうな議員に献金するとは、一体どういうことか、と思う。やっぱり医師会幹部(現執行部)はヒヒジジイの集団か、と国民からバカにされても仕方がない。一方,近畿の医師連盟もだらしない。自民党の中で、もう少し小マシな候補がいるならまだしも、自見庄三郎元郵政相って、本当に医療を良くする覚悟がある議員なのか?。われわれ末端の会員には何の情報もない。まあ、選挙になったら,医師会員のかなりは執行部に同調することはないと思うが、それでも、勤務医と勧業医とで,温度差はありそうだ。はっきり言って,私は開業医になっちまったがココロはまだ少し病院にある。きちんと病院が機能しなければ、重症患者が死んじまう。将来を担う医師も育たない。こんなデタラメな政治連盟の動きにとても賛同できない。あくまでもオコボレ狙いで、本質の議論は見かけだけの日本医師会、まず、コイツを誰か治療してくれ。

固定リンク | コメント (0) | トラックバック (1)