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ミュージカル『明成皇后』、景福宮で初公演

 明成皇后(1851-1895)が殺害されたまさにその場所で、ミュージカル『明成皇后』が公演される。『宮廷女官チャングムの誓い』や『王の男』など、韓流人気で大きな利益を見ていた映画やドラマなども、5大故宮での公演が推進されている。

 『明成皇后』を制作したエイコムのユン・ホジン代表は18日、「来年5月の“ハイソウルフェスティバル”で、景福宮勤政殿の前で『明成皇后』の野外公演を行う問題をソウル市から提議され、検討中」と話した。ソウル市のキム・ビョンイル文化局長もこの日、「文化財庁と緊密に協議し、都心の宮城を韓国文化マーケティングの次元で公演などにより活性化する方案を積極的に推進することにした」と述べた。

 故宮文化財公演には文化財庁の許可が必須。ユ・ホンジュン文化財庁長もまた「フランスのベルサイユ宮殿やギリシャアテネのアクロポリス広場では世界的な公演が数年分予約されているほど。景福宮や徳寿宮などで文化財の毀損なく検証されたミュージカルなどを公演すれば、国民からも共感を得られるだろう」とし、原則的に賛成の立場を表明した。

 クライマックスのシーンに日本の浪人らが明成皇后を殺害する場面があるミュージカル『明成皇后』の景福宮公演は、歴史の現場で行われるという点で、文化史的意味が大きい。計画通りに行われれば、1998年中国紫禁城でチャン・イーモウ演出で公演された大型野外オペラ『トゥーランドット』のように、世界的な注目を浴びることになるものと見られる。

 ソウル市は積極的に今回の公演を準備中だ。今年7月には「故宮で行うオペラ・ミュージカル」をテーマに諮問会も開いた。この席に参席したソウル市ミュージカル団のユ・フィソン団長は、「来年5~10月までに新作を作って公演するのは物理的に難しいため、『明成皇后』、『バウドギ』、『サルチャギオプセイェ』など、既存のミュージカル公演が取り上げられた。アメリカ、イギリス公演を通じて知名度を高めた『明成皇后』は、景福宮とぴったりの素材であるという点で推進する価値がある点で意見が一致した」と語った。

シン・ヒョンジュン記者

パク・ドンギュ記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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