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明成皇后生家周辺の聖域化事業、今年完成へ

 京畿道驪州郡が十数年間にわたり進めてきた明成皇后(閔妃)生家一帯の遺跡聖域化(復元)事業が今年完成する。

 驪州郡は140億ウォン(約18億円)を投じ、驪州邑陵峴里の明成皇后生家とその周辺1万5000坪(約5万平方メートル)余りを聖域化する計画を1995年に決定し、記念館や文芸館の建立、民家の撤去や公園の造成などを進めてきた。この結果、驪州郡は2003年に生家の補修を終え、記念館・文芸館を開館する一方、05年から民家の移転や感古堂の復元工事などを行ってきた。

 ソウル市安国洞の驪興閔氏宗家にあった感古堂は、明成皇后が8歳で上京した後、王妃となるまで8年間起居した建物。ソウル市内の双門洞に移築された後、学校新築計画により撤去される危機にひんしていたが、驪州郡が建物を解体・移築し、生家前に復元することにした。

 感古堂の移築工事は、昨年11月にアンチェ(母屋、チェ=棟)や舎廊チェ(書斎のある棟)、中門チェ、外三門が竣工し、今年は行廊チェ(召使などが居住する棟)、井戸、亭子(東屋)など付属建物の工事を行う。これらの移築工事が完了した後、今年10月から一般に公開する。また、民家移転事業により空き家になった生家横の民家16軒を撤去し、伝統的な石垣と公園を造成する遺跡地拡張・整備事業も年内にすべて終える予定だ。明成皇后生家には、昨年は1日平均820人、年間30万人余りの観覧者が訪れた。

チョン・アヨン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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