首都圏放送センター

2008年11月14日 15時46分更新

茨城空港ターミナルビル着工


首都圏第3の空港として、再来年の開港を目指す茨城空港の建設工事現場で、14日、旅客ターミナルビルの建設が始まりました。

茨城空港は、国などが平成22年3月の開港を目指して、茨城県小美玉市の航空自衛隊百里基地に建設を進めているものです。
工事現場では、長さ2700メートルの新たな滑走路の建設がほぼ終わり、乗客が搭乗手続きをしたり、買い物をしたりする旅客ターミナルビルの建設が始まりました。これにあわせて、茨城県や国などの関係者およそ120人が参加して安全祈願祭が行われ、くわ入れのあと、茨城県の橋本昌知事が、「茨城空港が完成すれば、国内や海外からの航空需要に応えられる大きな場所になると期待しています」とあいさつしました。
茨城空港をめぐっては、工事が進む一方で就航する路線が決まっておらず、茨城県は運賃を安く設定したアジアの格安航空会社を中心に、路線の誘致交渉を進めています。
このため、建設されるターミナルビルは、通常の空港とは違い、航空会社が人件費を抑えられるよう、出発口と到着口を同じ階にまとめた設計になっています。
このターミナルビルは来月から本格的な工事が始まり、来年12月に完成する予定です。