☆そら★
09/20(土) 19:29 IP:87.189.191.84 削除依頼 「あずさの好きなタイプは?」
「そりゃもちろん、短髪・筋肉・日焼け肌。
これさえそろってれば完璧だよ」
NO.1 ☆そら★
09/20(土) 19:33 IP:87.189.191.84 削除依頼
あ、やばい この人タイプだ 7号車の席に座り
あたしは自分の目の前に立った
1人の少年を見上げた 黒髪の短髪
肩はばの広さと
まくりあげたYしゃつからでる
筋のある腕
そしてこのこんがりやけた
肌の色 ど・すとらいく!!!!!!!!!!
エナメルの黒いバックを
床に置き
彼は制服にポケットから
携帯を取り出した
!!!!!
NO.2 ☆そら★
09/20(土) 19:36 IP:87.189.191.84 削除依頼 携帯をひらき
なれた手つきで
指を動かす彼
下を向いた時の
長めのまつ毛と、筋の通った鼻に
みとれた
しかし、それより
彼女もちかよ
携帯についたストラップ
そう
彼かのでももつペアルックのやつね
それが可愛らしく揺れている
あたしの視線に気づいたのか
彼は一瞬あたしを見たが
すぐにまた目をそらしてしまった
NO.3 ☆そら★
09/20(土) 19:42 IP:87.189.191.84 削除依頼 あたしもすばやく携帯を取り出した
先週新しく買ったばかりの
ワインレッドの大人っぽい携帯だ
【やばいよ、あいり。目の前にやばい人がいる!
短髪・筋肉・日焼け肌だよお】
一分もしないうちに返事がくる
【がんばれ☆めるあどげっちゅ】
え、いやいや無理だろ
…
「あの、めるあど交換しませんか」
「いいよ。じゃあ俺が送る」
… なんて上手くいく??
… 「あの、めるあど交換しませんか?」
「は、あんた誰。」 …
がおちでしょうが。
無理無理
名前も知らない
NO.4 ころ
09/20(土) 19:45 IP:219.168.123.204 削除依頼 - ねくヽ( ´・o^` )ノ
おもしろい
NO.5 ☆そら★
09/20(土) 19:48 IP:87.189.191.84 削除依頼 -
それになにより
向こうは彼女持ち疑惑
ってか完璧だよな
こんだけかっこいいんだもん
やべえよ
あ、学校だ学校
あたしは床に置かれたエナメルのバックに
視線を向けた 学校名が書いてるかーもかもかも・・・
しかしきれいに横に置かれてるため
いったん立ち上がって
横から見なければ当然みれない
しばらく1人で怪しい格闘が続く
彼は携帯をしまったかと思うと
重そうなエナメルを持ち上げ
あー…っと
みえたあああああああああああ
東林大高校
よし、めもめも
そして彼はそのまま
電車を降りてしまった
超近くの学校じゃん
NO.6 ☆そら★
09/20(土) 19:50 IP:87.189.191.84 削除依頼
ころ様 きゃあー☆← おもしろいですか?おもしろいですか? ありがとうございます 頑張ります(^ω^)*
NO.7 たらちーず★
09/20(土) 19:52 IP:219.105.70.34 削除依頼 - めっちゃおもろいです★
あげあんどねく
NO.8 黒兎
09/20(土) 19:56 IP:211.1.219.183 削除依頼 - 短髪 筋肉 日焼け肌!!!!
な、なんと…。私の好きなタイプじゃないか!!
おもしろいです。ネクスト希望です
NO.9 ☆そら★
09/20(土) 19:57 IP:87.189.191.84 削除依頼 -
彼がおりた2こ次の駅で
あたしも電車を降りた
この駅はいつも人が多い
今日も電車
座れたの超らっきーだったもん
学校について自分の席に着くと
あたしは大きくためいきをついた
「どおーした、あず。」
そう言ってきたのは前の席のりな
「りな…あたし…」
「なにさなにさ、深刻な顔して」
そう言ってりなは椅子をあたしの方に向けて
座りなおした
りなの金に近い茶色の長い髪の毛がゆれる
「あたしね…
恋しましたああああああああああああああああああ」
教室が一瞬静まり返った
「あーそー」
そう言ってりなは椅子を元に戻した
「おいおい、りな!それないよ。頑張れ!とかないわけ?」
「んーもう疲れるからーあずの恋路関係は。」
なんだよそれえ
「どーせまた一目ぼれでしょ?」
う…
「どーせまた、高嶺の花だろ。はーな」
う…
「だいたいあずは、理想高い! 短髪・筋肉・日焼け肌?そーんな爽やかスポーツマン 今どきすくねーって」
「いーたーのおおおお!!!!!!!」
今度はあたしがしゃべるばんだ
NO.10 ☆そら★
09/20(土) 19:59 IP:87.189.191.84 削除依頼 たらちーず★様 ありがとうございます(^ω^)* そういってくれると めっちゃ頑張っちゃいますよ!← 黒兎様 ずばりあたしもです! たまんないっすよね(ω)あ
NO.11 ☆そら★
09/20(土) 20:08 IP:87.189.191.84 削除依頼 「おはよ〜」
そう言って教室に元気に登場したのはあいりだ
あたしがさっきメールを送った子
あたしの1番の理解者(:ω:)
「おー、あずさ。どうした興奮した牛みたいな顔して」
そう笑いながら
あいりはあたしの斜め前の席に机をおいた
「始まったんだよー。あずのあれが」
呆れたような顔をしながら
りながあいりに言う
「あー、短髪・筋肉・日焼け肌ね。めあどは?」
「え、あいり知ってるの?で、めあどは?」
あたしは首を横にふった
「あのね、りなとあいり。
あたしは確かに一目ぼれ体質だよ。 もうね、これは体質なの。なおらん!
理想も高いし、だけどね、今回は今までと違う。 今もね、頭の中が右脳も左脳も 彼のことでいっぱいで…」
「ねえ、あいり1時間目何?」
「こくごー」
って聞け!
あたしが泣きそうな顔をすると
りなが笑いながら
あたしの頭をぽんぽんとなでた
「わかった、わかった。今回は今までと違うのね?」
あたしは大きく首を縦にふった
「じゃあ、見守ってあげるけどー。
その彼に彼女がいたーとか泣きついてくんなよ」 「いるの」
あたしは小さくだけどはっきりと言った
NO.12 ☆そら★
09/20(土) 20:15 IP:87.189.191.84 削除依頼
2人が目を丸くして
あたしを見た
「携帯にぺあついてたから、いると思う」
「あーそりゃ確かに今までと違うね」
りなが笑った
そう今までとは違う
こんなに
びびびと来たのは初めて
「ねえ、東林大に友達いない?」
「彼の学校?」
あたしは頷いた
んー…とふたりは頭をひねった
「近いけどね、そこ男子校だし。」
あ(・Д・)
男子校だったね、確かに
「文化祭いつだろー」
「翔の友達が確かそこだから聞いとくよ」
ありがとう、とあたしは笑顔で言った
可能性は0に近いかもだけど
やってみなきゃ分からない
やらないで後悔するなら
やって後悔した方が
全然ましだっつーの
あたしは埃かぶるみたいに待てないから
こうなったら
頑張ってみる
彼女いるとか
そんなの
そんなの関係ねえ★
NO.13 ☆そら★
09/20(土) 20:22 IP:87.189.191.84 削除依頼
今日からあたしの戦いが始まるのである いつもより早めに目覚ましをセットした 彼に、会えるかもしれない
スポーツマンには
爽やかな子でしょ?でしょ?
あたしはアイロンで髪を伸ばし 髪にコロンをつけ 濃くならない程度にメイクを仕上げた
スカート膝上15センチ!!!
紺ソックス!!!
水色のネクタイ!!!
うん、おっけー☆
昨日と同じ7号車の電車にのる
昨日よりも込んでるように感じたけど
確かに見つけた
昨日の彼を!
彼はドアに寄りかかり
外の景色を見ていた
なんとか近づこうとするけど
身動きをとれるほど余裕がない
小さいあたしは人に埋もれながら
それでも少しずつ
彼の方へと近づいて行く
NO.14 ☆そら★
09/20(土) 20:32 IP:87.189.191.84 削除依頼 -
まぶしそうに目を細め
横顔はさらに
筋の通った鼻を際立たせた見せた
やべえ
今くらっときちまった
かっこよすぎる…
やっとの思いであたしもドアの近くまでこれた
それなのに
何もできない
彼はあたしの視線にも気付きはしない
ちくしょー
結局あたしは何もできないまま
彼と目と目が合うこともないまま
彼は電車を降りてしまった
あーあ…
あたしはがっかりして
ひたすら窓から彼の姿を見ていた
その時
彼が階段の方に向って右手を上げた
そっちの方向を見ると
一人の女の子が笑顔で立っている
え、
瞬間電車のドアがしまり電車が動き出す
2人は肩を並べて階段をおりていく
そんな2人がだんだん小さくなっていく
見ちゃったあ…
彼女だよね、きっと
あたしとは比べモノになんねえ
可愛すぎだよ
とたんにすんごく悲しくなって
あの彼の笑顔とかいろんな姿を
すぐ隣で見て感じることができる
あの彼女に
激しい嫉妬心がうずまいた
NO.15 ☆そら★
09/20(土) 21:26 IP:87.189.191.84 削除依頼
もうがけっぷち…
さすがのあたしでも凹む
それとは裏腹に
教室にはいるなり
「あずあずー!!!!!」
とテンションたかーいりなが突っ走ってきた
あたしの元に来るなり
1枚のパンフレットを手渡す
みてみろって、というようなりなの表情
その紙には大きな文字で
「東林大高校文化祭」
と書かれていた
「あ…れ、あずあず、嬉しくない?」
「りな…あたし…、超嬉しい!!!!!!!ありがとー!!!!!!」
座右の銘 ☆Be positive
「感謝しろよー、今日売店でパンおごりね。」
「よかったね、あずさ。」
あいりも嬉しそうにあたしを見た
「ありがとう!一緒に行こうね、文化祭!」
NO.16 ☆そら★
09/20(土) 21:34 IP:87.189.191.84 削除依頼 - 「「あ、ごめん。うちらその日バンド合宿」」
え?ばんど、合宿?
「え、行けないの?どゆこと?」
「どゆことも、そゆこともない。 いい、あずあず。うちらの文化祭で1番盛り上がるのは何?」 りなの目が本気だ
「え、お化け屋敷?」
「ばかちがう!バンドでしょ?バンド!!あんた大丈夫なわけ? あのバンドの盛り上がり知らないわけ?」
りながぶつぶつきーきーわめいてる間
今週末2日間だけ、軽音楽部に所属し 文化祭でライブをできる生徒だけが
近くのホールを貸し切りし猛特訓できるのだと
あいりが説明してくれた
確かに2人は軽音だもんね、
あたしは帰宅部だが…すまない
まあ納得ー…
てまて
「文化祭1人でいけと??????」
「そゆことー☆って他に友達誘えばいいだろ、」
とりなに言われた
しぶしぶはいと言いながらも
学校生活の彼を見れるのは超嬉しかった
今週末か…
このときのあたしはただ
1人で舞い上がって
その文化祭で何が起こるかなんて
なんにも想像していなかった
NO.17 たらちーず★
09/21(日) 17:55 IP:219.105.70.34 削除依頼 - おもっしろいです!!
主さん才能ありすぎですよ あげ&ねく
NO.18 ☆そら★
09/21(日) 20:56 IP:87.189.242.186 削除依頼
たらちーず★様 にやけるじゃないですかー(∀)ぁ 才能ないです 妄想力ははんぱないですけど(∀)笑 あげありがとうございます^^
NO.19 ☆そら★
09/21(日) 21:00 IP:87.189.242.186 削除依頼 昼休み
あたしは言われたとおり
りなにめろんぱんをおごった
優しいなあたしはまったくもー
今日は天気もいいし屋上行こうか、
とあいりが提案したので
あたしたち3人は屋上に向かった
屋上には人がちらほらといるだけだった
「わーいい天気」
「そこ座るべ」
あたしたちは屋上の真ん中に腰を下ろし
青い青い空を見ながら
くだらない話をして昼食をとっていた
その時だった
NO.20 ☆そら★
09/21(日) 21:08 IP:87.189.242.186 削除依頼
「あずさ」
後ろから男の人の声がした
あたしたち3人は瞬時に
後ろを振り返った
「祐二…」
そこに立っていたのは
1か月前に別れた元彼
付き合っていた頃とは全然違う
髪の毛を金髪にし
パンツが見えそうなほどの腰パン
日焼けサロンにでも行ったのか
夏休み海に行きまくったのか
不自然な肌の黒さ
「よお、元気してた?」
そう言って祐二はあたしの正面に腰を下ろした
「うん」
あたしは無愛想に答えた
「なんだよ、あずさ。冷たいなあ」
そう言って笑った笑顔だけは
昔のままだった
「ねえ、祐二。あんた何しに来たのいまさら?」
りなが強い口調で言う 「いや、久々にあずさに会いたくなって。 あずさお前メアド変えただろ?はい、赤外線」
そういって祐二は携帯を差し出した
NO.21 ☆そら★
09/21(日) 21:11 IP:87.189.242.186 削除依頼 あたしはそのまま
立ちあがって
出口へと走り出した
「あずさ!」
あいりが後ろからおいかけてくる
「てめえふざけんな。いまさら何なんだよ。
あずがどんだけ」
りなの叫ぶ声がした
「わかってるよ、あずさを傷つたこと反省してるし やりなおしたいと思ってるから」
祐二の悲しげな声が
あたしの耳に届いた
なに、今さら
あたしは聞こえないふりをして
そのまま屋上を出た
NO.22 ☆そら★
09/21(日) 21:13 IP:87.189.242.186 削除依頼
好きだった
死ぬほど
死ぬほど誰より
愛してた
だから
もう思い出させないでよ
あたしは
もうあんたを必要としてない
なのに
それなのに
涙がとまらない
あたしは途中しゃがみこんだ
あいりが優しく
あたしの背中をさする
NO.23 ☆そら★
09/21(日) 21:19 IP:87.189.242.186 削除依頼
「祐二…何して…何してんの?」
祐二は
あたしの知らない女の子の肩を抱いたまま
あたしのことを見た
浮気じゃない
二股だった
おかしいなと思ったことはあったけど
気付かないふりをした
考えないようにした 一緒にいれるだけで 幸せだったから 「そうゆうことなんだ…」 なんの悪びれもなく
泣きじゃくるあたしを 「めんどくせえな、わかれっか俺ら」
そう言った
祐二はそう言った
あたしは祐二におもっきり
びんたを食らわせ
それであたしたちは終わったつもりでいた なのに
なんなのいまさら あたしが別れてから
あんたを忘れるまで ふっきるまで、現実うけとめるまで
1ヶ月どんだけ
苦しかったか…
あんたは知らないでしょう
もう近寄ってこないでよ
あたしは
もう新しい恋に走ってるんだから
揺るがせんなよ
NO.24 ☆そら★
09/21(日) 21:24 IP:87.189.242.186 削除依頼
「あず、平気?」
「…ぜぇ」
「え?」
「うぜぇ…」
あいりとりなが
心配そうにあたしを見る
あたしは顔をあげた
「うぜぇんだよ、あの糞男!!!!!!
いまさらなんだばかやろー!!」
おもっきり叫んだ
「ま、お、落ち着こうか。でも、いい勢いだよ、あず」
あたしは大きく息を吐いた
そして涙を拭いて立ちあがる もう揺らいでなんかいられない あたしはあいつに裏切られた その過去は変わらないんだから
NO.25 ☆そら★
09/21(日) 23:28 IP:87.189.242.186 削除依頼 放課後
今日も軽音楽部の2人は 練習があるというので
1人で帰ろうと昇降口に着いたときだった
昇降口に見慣れた広い背中
そいつは振り向いて
あたしを見るなり笑顔で
「よ、あずさ」
と言い右手を上げた
あたしはそれを無視して上履きを脱ぎ
靴を履いて昇降口を出た
「ねえ、あずさ。おーい」
あたしは無視してひたすら歩く
「おい、聞いてんのかあほ!」
かちん
あたしは勢いより振り返り
ちょこまかついてくる祐二をにらんだ
「あほはあんただろ、あほ!!ついてくんな、帰れ!!」
するといきなり
祐二は噴き出した
「今帰ろうと門に向ってるんですけどー」
そう言って今度はあたしの横に来た
なんなの
NO.26 ☆そら★
09/21(日) 23:37 IP:87.189.242.186 削除依頼
「ねえ、あずさ。話したいことがあるんだけど」 「あたしは無いんだけど」
すると祐二はいきなりあたしの腕を強くつかんだ
「いたい!離してよ!!」
「言いたいんだって、言わせろよ。な、頼む」
頼むと言われても
「頼むよ、おごるから。ほら、そこ入ろ」
あたしはあまりにも祐二が真剣な顔して
そう頼むので
話だけなら、と仕方なく
祐二に連れられ学校のすぐそこの
ファミレスに入った
そのままウェイトレスに奥の席に案内される
「おごりだよね?」
あたしがそう確認すると
あぁ、と祐二は頷いた
あたしは遠慮せずずっと食べたかった
大きいイチゴくりーむぱふぇを頼んでやった
「お前それ1人で食う気?」
「悪い?」
「いや、食欲は変わってねぇんだな。」
そう言って祐二はウェイトレスを呼び止め
パフェとドリンクバーを2つ頼んだ
「飲み物何がいい?」
というので
なっちゃん、と答えると
祐二は笑った 祐二が飲み物をとりに行ってる間
あたしは自分に言い聞かせていた
揺らぐなと、自分がされたことを
苦しかった日々を忘れるなと
NO.27 ☆そら★
09/21(日) 23:40 IP:87.189.242.186 削除依頼
「で、話は?」
祐二がコップを持って戻ってきたと同時に
そう尋ねた
しばらく沈黙が続く 祐二は下を向いてしばらくしてから
いきなり机の上に両手を置いて
あたしの目をしっかりとみて 「悪かった」
と言い頭を下げた
しばらく祐二は頭を上げないから
許す気は全くなかったのに
「いいよ、もう」
とあたしは言った
NO.28 ☆そら★
09/21(日) 23:47 IP:87.189.242.186 削除依頼
それから祐二は頭をあげて
しばらく何か考えてるように黙りこんでいた
するとウェイトレスがあたしにイチゴくりーむパフェを
運んできたので
あたしは嬉しくなって思わず目を輝かせた
「太るぞ」
「うるさい」
あたしはもくもくと甘ったるいソースが
たっぷりかかったアイスを口に運んだ
「なぁ、俺とやり直す気はない?」
「ないよ。」 自然とさらりと言えたことに
後から驚いた
「信じれないの?俺のこと」
「そうゆうわけじゃない」
「じゃあなんで?」
あたしは祐二を見た
しばらくの沈黙があって
あたしははっきり答えた
「短髪…じゃないからかな」
NO.29 ☆そら★
09/21(日) 23:54 IP:87.189.242.186 削除依頼 「ってお前、まだそれいってんの?」
祐二が呆れたように笑った
「じゃあさ、俺が短髪にしたら?」
自分の金髪を触りながら言う
にしても
すんげえ色だ…
「あーでも、俺今の髪型変える気ねえ。これさ、超盛れてね? 身長5センチはあっぷだから」
なに言ってんだ…こいつ
あたしは少し笑った
「なあ、ほんとの理由教えろよ。男いんの?」
いきなり真剣な目で聞いてきたので
あたしは首を横に振った
「けど…好きな人…できた」
あたしは電車で会う
あの人のことを思い出した
それと同時に胸が苦しくなる
かなわない恋…
自分がかなわない恋をしている
そんな恋に走ってる
ほんとは凄く分かってるから
おかしいかもしれない
でも頭から離れないんだ
NO.30 ☆そら★
09/21(日) 23:58 IP:87.189.242.186 削除依頼
「誰なの?」
「知らない」
「なにそれ、誰?」
「まじで知らないんだって」 祐二はしばらく黙りこんで 「一目惚れとか、そうゆうの?」
と聞いてきたから
思わず黙ってしまった
「ふーん」
祐二は興味なさそうに相槌をうって
テーブルの隅に置いてあるスプーンをとって
パフェを一口食べた
「あんま、なにこれ」
そう言ってコーラを一気にのんだ
NO.31 ☆そら★
09/22(月) 00:06 IP:87.189.242.186 削除依頼 それからあたしは
パフェを全部食べて
2人でファミレスを出た
ファミレスをでるなり
「どんなやつなの?」
祐二がそう尋ねてきた
「かっこいいよ、かなり」
「それだけ?」
「短髪で、筋肉で、日焼け肌」
「俺も十分日焼けしてるけど」
「それでね」
あたしは祐二の言葉をスルーした
スルーかよ、と祐二が笑う
「それで、分からないけど…頭から離れない」
「完全にはまってんだな」
あたしは頷いた
「知ってることは、高校と彼女がいることだけだけど」
そう言ってあたしは苦笑いした
「は?お前…可能性低くね?」
あたしは頷いた
しばらく2人とも黙って駅までの道を歩いてた
9月だけど
夏の余韻を残した気候だ
「で、高校はどこなの?そいつ」
少しためらってから
東林大、と答えた
NO.32 ☆そら★
09/22(月) 00:14 IP:87.189.242.186 削除依頼 「まじで?俺友達たくさんいるけど」
祐二が驚いたようにいうから
あたしも驚いて
言ったことを少し後悔した
「そいつ誰だか知りてえな」
「余計なことしなくていい」
「協力だよ、お前の」
何言ってるの?
あたしが祐二を見上げると
「好きなやつの恋くらい、余裕で応援できる男になったけど、俺は」
「なんだよその目は」
祐二が不満そうに言うから
別に、とあたしは答えた
「まあ、俺はもてるから お前より可愛い彼女作る」
それから、傷ついた分幸せになってほしい
と付け加えた
その言葉を聞いた時
少し泣きそうになったのを覚えている
「とりあえずメルアドだけ教えてよ」 そう言うので
あたしは携帯を取り出し 祐二にあたしの連絡先を教えた
NO.33 たらちーず★
09/22(月) 09:52 IP:219.105.70.34 削除依頼 - あげ****
おもしろーい!
NO.34 ☆そら★
09/24(水) 05:18 IP:87.189.250.78 削除依頼 たらちーず★様
あげありがとうございます(^ω^) 超嬉しいっす☆ ゆっくりの更新ですが ご支援たのみます、笑
NO.35 ☆そら★
09/24(水) 05:27 IP:87.189.250.78 削除依頼
名前も知らない人に
恋をしました
16歳 梁嶋 あずさ Azusa Yanashima
みたいな
電車で見るあの彼を
毎朝7号車で見れるだけで
満足しているのかな
もしかして、この先のこと
望んでないのかな
あたしは今日も電車で
彼の姿を見つめていた
何も出来ないなんてな
そばにいるのに
何も知らないなんてな
せめて名前だけでも知りたいし 声だけでも聞いてみたい
だけど、どこかで諦めてるのかな?
あたしは電車に揺られながら
いろんなことを考えた
今週末にある文化祭のこととか
彼の彼女のこと
そして祐二は本当に協力してくれるのかとか...
結局祐二には連絡先教えただけで
なんの連絡も取っていない
いろんなことを考えてるうちに
いつものように彼は電車を降りてしまう はあ…
あたしは大きく息を吐いた このままでいいのかな、
何か行動起こせるのかな...
NO.36 ☆そら★
09/24(水) 05:28 IP:87.189.250.78 削除依頼
予想もしてない
ことは
約束のように
突然現れるの
NO.37 あみ
09/24(水) 16:22 IP:222.5.62.181 削除依頼 - ねくすと∩^ω^∩
NO.38 ☆そら★
09/26(金) 02:57 IP:87.189.188.94 削除依頼 あみ様
ネクストありがとうございます★ ご支援よろしくです(^^)笑
NO.39 ☆そら★
09/26(金) 03:07 IP:87.189.188.94 削除依頼 やばい、遅刻!!
時計を見たあたしは
ベットから起き上がり
いつもの3倍の速さで
支度を済ませた
髪の毛は、くしを通しただけ
だけどメイクはいつも通りにし
朝食をとらないまま
いってきまーす、と家を出た
駅までの道を今日は自転車で行き
なんとかいつもの時間の電車に
かけこんで乗ることができた
しかし電車の中は 予想以上にも人が多くて
その暑苦しさに
憂鬱な気分になった
肩を上下に荒く息をしていると
自分のななめに
あの彼が立っているのに気づき
それがあまりにも近く感じたので
嬉しさを感じながらも
乱れた息を殺して平然を装った
その時だった
電車が大きく揺れあたしは
一瞬宙にでも浮いたようにバランスを崩した
あたし意外にも多くの人が
進行方向に倒れそうになる どこにもつかまってなかったあたしは
自分の真後ろにいるおじさんの手に
体を支えられた
ふと彼の方を見ると彼は吊革をしっかりつかまっていたから
大丈夫だったみたい
NO.40 ☆そら★
09/26(金) 03:20 IP:87.189.188.94 削除依頼 それからあたしは
バランスをとるように目の前の
ドアに手を置いてバランスをとる
しかし、さっきの揺れの時に
あたしの体を支えた知らないおじさんの手が
あたしの腰から離れないことに
大きな違和感を感じた
もう平気ですよ、と後ろを向こうとしたとき
その手がゆっくり動き
自分のスカートの方に向かってきた
その手が円を描くように動く
あたしは自分の身が凍るのを感じた 痴漢だ…
頭では分かっているのに声がでない
瞬間頭が真っ白になり
それと同時に恐怖もあり
ただ固まることしかできなかった
一瞬彼の方を見た
彼と目があったのに
あまり驚かなかった
ただ助けて、と声を出したかった
あたしが目を強くつぶった時
「おい、なにしてんだよ」
男の人の声がすぐ近くで聞こえた 目をゆっくりあけると あの彼が、おじさんの手をつかんでた あたしは目の前の光景が信じれず
夢でも見ているようだった
NO.41 ☆そら★
09/26(金) 03:31 IP:87.189.188.94 削除依頼
え、痴漢?
なになに?
周りにいる人の声と視線が 一斉にあたしたちに向かう
しかし電車はすぐに停車したので
彼はおじさんの手首を掴んで 半ば強引に電車から降ろした 君も!と彼が言うので
あたしもそのまま彼について電車を降りた
ホームにつくなり
おじさんはあたしに頭を深く下げ
それから駅員に連れて行かれたけど その時の事は 正直覚えていない
だって、隣に彼がいるから ただ目の前の光景を信じることができなかった
おじさんがいなくなったあと
「平気?」
と驚くほど優しい声で彼が聞いたので
あたしの中で何かがぷつんと切れ
涙がとめどなくあふれてきた
泣くなと
言い聞かせても
涙は止まりそうにない
嬉しいのか安心したのか分からないけど そんな涙だった
NO.42 ☆そら★
09/27(土) 07:23 IP:87.189.217.46 削除依頼 あたしの涙を見ても
困る表情1つもせず
すぐに彼は
落ち着くまで座ろうか、とベンチを指した
あたしはただ
泣きながら頷くことしかできなかった
彼の優しさが胸を締め付ける
もっと
もっと好きになっちゃうじゃん 2人で並んでベンチに座る
手を伸ばせば届く距離なのに遠い
だけど今隣にいるのが彼だということが
信じれなかった
彼はいきなり立ち上がり
どこかへ行ってしまったと思ったら
2本のペットボトルを持って戻ってきた
「はい、おごり!」
優しい笑顔を見せて彼はあたしに
1本のペットボトルを渡す
「え、あたしお金…」 あたしがカバンから財布を出そうとすると
彼はあたしの顔をじっと見つめた
あまりにもまっすぐに見つめられたから
おもわずカバンを探る手を止めた
NO.43 ☆そら★
09/27(土) 07:33 IP:87.189.217.46 削除依頼
「あれえー…?」
「…え、なに?」
首をかしげてあたしをじっと見る彼を見てたら
だんだんと顔がほてってきた
「んー…」
しばらく彼は考えたそぶりをしていた
え、何何?と彼に気を取られてるうちに
いつのまにか涙が止まっていることに気づいた
しばらくの間があって
彼は、あ!!!と小さく叫んだ
「俺君のこと知ってるわ」
「…え?」
あたしはびっくりして
さっき痴漢にあったことなど
完全に頭から離れてた
「思い出した、思いだした♪」
彼はそう満足そうな顔をして
ベンチに腰を下ろした
ほどよく筋肉がついた筋のある腕が
こんなにも近くに!
と思い思わずガン見する
「祐二知ってる?」
「え、なに?し、知ってるけど」
知ってるもなにも
元彼だし…
「え、なんか祐二と仲いい?」
ま、まあととりあえず頷いた
なら言っていいよね、と彼は笑い
自分の携帯を出ししばらくいじってから
ほら、と言いあたしに見せてきた
NO.44 ☆そら★
09/27(土) 07:39 IP:87.189.217.46 削除依頼 -
あたしはしばらく携帯から目を離せなかった
そこには
なぜか
なぜかあたしが写ったプリクラが…
「で、あずさちゃんだよね?名前。」
同じ携帯画面を見てるから
かなりの至近距離だよ、これ。
それなのに彼が
あたしの方を見てそう言うから
あたしは彼の方を見れないまま頷いた
心臓が自分でも分かるくらい
速くて音を立てている
「祐二がいきなり、俺の学校の姫つって送ってきた」
あたしはおもわず吹き出した
彼もつられて少し笑った
笑った時の目がすごく可愛いなと思った
「愛されてんね、」
「いやがらせだよ、」
そっか、これは
祐二なりの協力っていうのなのかな
分かりにくいけど
とにかく今、祐二に感謝の気持ちを感じた
でも、送るなら
もっと可愛いの…選べよ…
と心の中でつぶやいた
NO.45 ☆そら★
09/27(土) 07:47 IP:87.189.217.46 削除依頼 え、でもなんで…
なんであたしが彼のこと
好きって祐二は知ってるの?
そこに大きな疑問を感じたけど
とりあえず今はいいや
あとで学校で気こうと思った
今はとにかく
彼の傍にいれるのがうれしい
だけどふと目に入るのは
彼の携帯についたストラップ
彼氏彼女定番でもつひとつだ
それを見た瞬間
さっき感じた幸せが
いっきに冷めたような
いっきに現実に戻されたような
胸が苦しくなった
今すぐにでも、すぐ隣いる彼を抱きしめて
ずっと離れないで
好きって伝えたらなと
自分だけの人でいてくれたらなと
心から思うけど
きっとそれは、無理なんだ
あたしは手に持ったぺっとぽとるの
ふたを開け
一口飲んだ
冷たいジュースが喉を通ると
自分がものすごく喉を乾かしてたことに気づいた
「今度さ、お礼させてほしい」
あたしはペットボトルを持ったまま
はっきりと言った
NO.46 ☆そら★
09/27(土) 07:52 IP:87.189.217.46 削除依頼
「え、お礼?」
あたしは頷いた
「だって…すごくうれしかった。
あたし、初めてじゃないんだ、こうゆう経験。
だけど、誰かが
誰かが助けてくれたのは初めてだったから。
なんか…、ごはんとかならおごれるし
なんか、できるかなと思ったんだけど…」
もう途中からぐたぐたになって
あたしは火照った頬を軽く押さえた
すると彼はいきなり吹き出した
「あずさちゃん。いいんだよ、女の子がおごるとか。」
え、今あずさちゃんって…
きゃー!
「ううん、おごる!!!!」
あたしは力強く言った
彼と一緒にいたい、いさせてお願い!
「んー…じゃあさ、よかったら文化祭来てよ!」
「え?」
文化祭って
もういく気満々でしたけど…
NO.47 ☆そら★
09/27(土) 07:58 IP:87.189.217.46 削除依頼 「来週の土日。東大林の文化祭こない?」
あたしは何度もうなずいた
「行きたい、行くよ!行く行く!」
「ほんと?なんか男子校でむさいし
ナンパとかいっぱいされると思うけど
絶対楽しいから」
女装とかあるしね、と付け加えた
あたしは笑顔でうなずいた
「…あ!!な、名前!」
「俺?…名前?あ、大智」
「大智君?」
「うん」
大智…なんて…
なんて、爽やかな…名前なの…
「分かった。文化祭行くね!
なんか、あたしのせいで遅刻させたら悪いし
そろそろ行こうか」
あたしは名残惜しい気持ちでいっぱいだったけど
時計を見てそう言った
そーだな、と言い彼も立ちあがる
目の前で並ぶと
彼の背の高さにまた男らしさを感じて
離れたくない
ただそう言う気持ちが波のように押し寄せる
NO.48 ☆そら★
09/27(土) 09:43 IP:87.189.217.46 削除依頼
だけどそう思う時の時間は
すぐに過ぎてしまうもの
電車の待ち時間なんてあっというまで
電車に乗って2つめの駅で
彼は電車を降りてしまった
彼が電車を降りる時に
手を振ってくれたあと
ものすごく嬉しくて
おもわず1人でにやけそうになる
切ない気持もいっぱいあるけど
ここまできたら、うじうじしてらんない! あたしは自分の学校の駅に着くと
学校まで勢いよく走り出した
NO.49 とうふ*
09/27(土) 14:48 IP:218.216.45.161 削除依頼 - おもしろすぎますー
あ、名前とアイコン変えたけど元たらちーず★ですよん** あげ&ねく
NO.50 ☆そら★
09/27(土) 20:07 IP:87.189.229.180 削除依頼 とうふ*様
いつもあげありがとうございます・ω・* やるき100倍です!
あと自分とうふ好きです。 大豆は体にいいですよね。←
NO.51 ☆そら★
09/27(土) 20:17 IP:87.189.229.180 削除依頼
学校についてすぐに
運よくなのかどうなのか
昇降口に祐二の姿を見つけた あたしは祐二をそこで呼び止めた
「あのさ、聞きたいことがあんだよね」
「なに?」
「どーして、あたしの好きな人分かったの?協力してくれたんだよね?」
「え?お前の好きな人?…誰なの?」
え…
「何言ってんの、プリクラ送ったでしょ?あたしの」
しばらくして、祐二はあぁ!と納得したように言った
「じゃあ、あずさは大智狙いってことね」
「え、待って祐二。祐二はあたしの好きな人を知ってるから
プリクラを送ったんじゃなかったの?」 「違うけど、」
あっさり言われたので
もう何が何だか…あたしは混乱していた
「え、じゃあなんてプリクラ送ったの?」
「ん、なんとなく。この子可愛くねー?てきな」
なにそれ
しかもあのプリクラ
あたしが祐二と付き合ってる時に
祐二にあげたやつだし
こいつ読めない
何勝手なことしてんだよ…
「大智には彼女いるよ」
突然祐二が言ったので
知ってる、と答えた
NO.52 ☆そら★
09/27(土) 20:22 IP:87.189.229.180 削除依頼
「まあ、勝手なことしてくれたわね、祐二君。
でも今回はありがとう」
「ほんとはさ、」
あたしが階段の方に行こうとしたら
祐二の言葉に遮られた
1時間目の始まりを告げるチャイムが響く
「サボろうか?」
あたしは祐二の話が聞きたかった
だから、首を縦に振った
あたしたちは屋上へと続く階段を無言で上った
付き合ってる時も、こうだった
一緒によく授業さぼって
屋上でいろんな話をしたな
少し思い出したら止まらなくなりそうだから
あたしはそこで思考を止めた
屋上にでると風が
あたしの髪をなびかせる
気持ちがいい気候だ
あたしたちは適当に腰を下ろし
しばらく空を見ていた
あたしは途中沈黙に耐えられなくなり
ほんとは何なの?、と尋ねた
NO.53 ☆そら★
09/27(土) 20:32 IP:87.189.229.180 削除依頼
「正直に話すよ?」
「話して」
祐二は携帯を取り出し
しばらくいじってから画面をあたしに見せた
「これが送られてきて」
そこには、大智君とこの前みた女の子のプリクラ
大智君も彼女も幸せそうに笑って
2人で体を寄せ合って幸せそうだ
さっき隣にいたばかりの大智君なんに
あれが夢だったような、そんな感じがした
やっぱり遠いや…ものすごく
「そんで、俺がこれ俺の元かのー可愛くね?って」
「つまり?」
「すいません、僻んでしまいました。」
「そーゆーことか」
「うん」
…
「可愛いよね、大智君の彼女」
「そおか?」
祐二が携帯画面をまじまじと見ながら言う
「可愛いよ…」
「おれはお前のがタイプだけどなあ」
「あそー、それはどうも。」
「大智のこと、諦めろよ」
…あたしはアスファルトを見つめた
そして首を横に振った
彼の優しさに直接触れてしまったから
もう、あたしの気持ち
揺らぐことなんてきっとない
NO.54 ☆そら★
09/27(土) 20:39 IP:87.189.229.180 削除依頼 -
「ってか、待ってよ。祐二、協力してくれんじゃないの?」 「大智は無理だよ」
「なんでよ」
思ったより大きな声が出たから驚いた
「こいつは、まじで彼女大事にしてる」
泣きそうになる
そんなこと言わないでよ
「あたしに、可能性はないってこと?」
「おれはそう思うけど」
「…そんなこと言わないで」 「この2人見ればわかるだろ?大智もまじ彼女一途だし、
やべえよあいつ。」
「祐二のばか」
「俺は的確にアドバイスしてやってんの。
傷つくのは最終的にお前だよ?振られて終わるのが落ちだろ?
ほんとは分かってんだろ?」 ふられて
おわる
それがおち…?
あたしは、隣に座る祐二の体をぐーで殴った
祐二はびくともしない
「んなこと…っ、いわないで…よ…。祐二のばか。
もう無理なんだよ。好きなの…」 「なんでそんなにはまってんの?」 「…わからないよ」
「なんで俺じゃ駄目なんだよ」
そう言って祐二はあたしを引きよせ抱きしめた
「戻ってこいよ」
耳元で低く祐二の声が響く
NO.55 杏仔
09/27(土) 20:45 IP:202.178.92.169 削除依頼 - ねくww
面白いです
NO.56 ☆そら★
09/27(土) 20:53 IP:87.189.229.180 削除依頼
杏仔様
面白いですか、マジですかマジですか?← 嬉しいです(^ω^)★ 頑張りますね!
NO.57 ☆そら★
09/27(土) 20:56 IP:87.189.229.180 削除依頼 「…なして…よ」
必死に抵抗しても祐二の力にはかないっこない
あたしがよく知っている
あたしはもう体の力をぬいた
今はもう何も考えたくない
すると今度は 祐二が腕の力を抜いた
「わりい、」
祐二の手が伸びてきたと思うと
あたしのスカートのぽっけから
携帯を取り出す
「ちょ、なにすんの…返して!」
「ありがたく思えよ、ばかおんな」
そう言って祐二は携帯を投げて返した
NO.58 ☆そら★
09/27(土) 21:02 IP:87.189.229.180 削除依頼 【大智】
2文字の文字が目にうつる
そこには大智君のであろう
メールアドレスと電話番号 あたしは携帯画面を見つめた
「送れないよ…、あたし…。」
となりで祐二の溜息が聞こえる
「あずさ、てめぇふざけんな。」
「な、なんできれるの今?」
「俺はお前のこと好きだった。
けどまじ呆れたわ。好きなんだろ?
俺振っといて、怖気づいてんじゃねえよ。」
あぁ、そうだ
知っている
これが祐二の最大のあたしに対する優しさ
「勝手に傷つけ。振られても俺のとこ来るなよ。」
あたしは頷いた
「ありがとう…祐二」
これが祐二の優しさ
切なさが込み上げてくる
NO.59 ☆そら★
09/27(土) 21:06 IP:87.189.229.180 削除依頼
「ばかだなーお前も。 振られるって分かってんのにな」 そう言って祐二は笑った
その笑顔の中に
どことなく寂しさを感じた
あたしはこれ以上いたら
きっとまた泣いてしまう
「あたし、戻るね。祐二は?」
俺はもう少しいる、祐二がそう言うので
分かったといい
あたしはかけ足に屋上を出た 嬉しいのか
切ないのか
なんとも言えない気持ちが
心かき乱す
でも大丈夫 きっと頑張れる
大智君が好きだから
もう決めたから
NO.60 由芽
09/27(土) 21:07 IP:116.80.103.252 削除依頼 -
面白いです(^ω^) ねくすと希望ノ
NO.61 ☆そら★
09/28(日) 00:55 IP:87.189.229.180 削除依頼
由芽様
まじですかー☆ ネクストありがとうございます(・ω・* ぜひ最後まで見てください♪
NO.62 ☆そら★
09/28(日) 01:00 IP:87.189.229.180 削除依頼 「おせーよー!あずあずー」 教室に入るなり りながあたしにかけよってきた
教室にあいりの姿がない
「あれ、あいりは?」
「今日休みだって、風邪みたい。隣のクラスも流行ってるって
で、あんたはなんで遅刻なの?」 「あいり休みか...ほんとは2人に話したかったけど
先にりなに話すね。でも、」
「でも何よ」
「今ここではちょっと…休み時間ね」
じらすなーとりなは叫んだけど
うん、ゆっくりあとで話そう
そして昼休みになると
あたしたちは久々に食堂に行った
ここはいつもたくさんの生徒でにぎわってる
あたしたちは1番はじの席に座り
今日あったことを始めからりなに話した
NO.63 ☆そら★
09/28(日) 01:02 IP:87.189.229.180 削除依頼 -
痴漢にあったとりなに言うと
りなはかなり驚いて
大丈夫だったわけ?
と真剣に言ったけど
それから、あの彼―
そう大智君のことを話したら
もっと驚いてた 「それ、幻とか妄想じゃなくて?」
「違うよ」
そんなことをかわしながら
全部話したらおもったより時間がかかった
りなは合図をうって
ゆっくり聞いてくれた
NO.64 とうふ*
09/28(日) 10:12 IP:218.216.45.161 削除依頼 - 面白いー
やっぱり主さん才能ありありです** あげ ねく
NO.65 ☆そら★
09/30(火) 02:04 IP:87.189.215.41 削除依頼
とうふ様
超超嬉しいです \(^o^)/ 才能…秘めた才能が今目覚めたようです←
NO.66 ☆そら★
09/30(火) 02:08 IP:87.189.215.41 削除依頼 「じゃあ、とりあえずメールしようか。あずあず」
にっこり笑いながらも
かなりの説得力があるから怖い
「電話がいいかな、うん。電話にしなさい」
「や、でもさ」
りなはあたしを笑顔で睨んでる
「今そうやって、おどおどしてると、後で後悔するよ?あずあず。
今できることは今やんの。
祐二だってさ、辛かったんじゃないの?しらんけど」
そう言ってピーチティーを一気に飲んだ あたしは頷いた
りなの言うことはもっともだ
本当に感謝してる
もしあの時彼が助けてくれなかったら
考えたくもなかった あたしは意を決した
そう、彼に電話をすると
NO.67 ☆そら★
09/30(火) 02:12 IP:87.189.215.41 削除依頼 「じゃ...分かった。電話してくる!」 あたしが席をたつと
お、いーぞあずあずーと
りなが大声で言うから あたしはうるさい!と怒った 静かな廊下に出て携帯を出す
発信ボタンを押そうとするが なぜか親指が動かない
1人格闘がしばらく続く
10分後 あたしは食堂に戻った
手には携帯電話を握りしめて
りなはさっきの場所に 座って何やら誰からにメールをしているよう
あたしがりなの近くにいくと
あたしに気づいたりなは 笑顔でどうだった? と勢いよく聞いた
NO.68 ☆そら★
09/30(火) 02:17 IP:87.189.215.41 削除依頼 「め、めめ…」 「め?何かゆいの?」
「め、メールにしちゃいました」
そう言ってあたしは りなの目の前に腰かけた 「は、電話しなかったの?」 「だってさあ…なんか、惚れられたと思われるでしょ?」 「惚れてんじゃんか、ちょ、意欲だしなさい!」
「なに、意欲って…メールでも頑張ったんだよ?」
あたしはりなに携帯を渡した 「あずさです。さっきは本当にありがとう。
どうしてもお礼が言いたくて祐二から連絡先聞きました。
あれ、あずあずこれだけ?」
「じゅ、十分でしょ?」
「もうひとひねり欲しくない?」
たとえば何、とあたしが問うとりなはしばらく考え込んで
「あなた威勢のよさに心奪われました。
あぁ、大智。あなたはどうして大智なの?
とかさー」 あたしは完全に無視してレモンティーを飲んだ
NO.69 ☆そら★
09/30(火) 05:15 IP:87.189.251.58 削除依頼 ヴーヴーヴ
「あ、あずあず!携帯!!!!」 あたしは驚いた
あたしの携帯がカラフルな色を点滅させながら
机の上の音を立て鳴り出したのだ
「だ、大智君!!!!」
あたしは周りの目も気にせず声をあげた
「ちょ、バイブ長い!電話だよ、電話!早くあずあず!!!切れちゃうよ!!」
あたしはすぐに電話にでた
もしもしの声が裏返ったのが自分でも分かった でも
その興奮も電話の声を聴いたら一気に冷めた
受話器の向こうから聞こえるのは 間違いなく女の子の声
NO.70 ☆そら★
09/30(火) 05:22 IP:87.189.251.58 削除依頼 -
女の子は高い声で何かを言ったが
食堂がざわついてて聞き取れない
「ー…ないでよね」
「え?ご、ごめん。聞こえない」
あたしは走って食堂をでた
あずさがあたしと自分のカバンを抱きかかえて
あたしを追ってきた だけど、そんなことはどうでもいい
食堂を出た瞬間確かに聞こえた 「ねえ、大智に手、出さないでよ」 女の子は甲高い声ではっき言った
黙り込むあたしにさらに追い打ちをかける 「メールとかもしないで?大智はあたしだけのもんなんだから」
あたしだけのもの…? 「あ…彼女…さん?」 「そうだけど、あなたは誰なの?勝手に大智にメールして」
「あ、あたしはただ…」
「何?」
「あたしはただ、お礼が言いたくて…ただ…」
受話器の向こうが一瞬騒がしくなった
胸のあたりが苦しくなる
上手く息ができない
なにも言えない 足もとががくついて、あたしは廊下の壁に背もたれ
しゃがみこんだ
受話器を耳から離せない
ただ泣きそうになった
NO.71 ☆そら★
09/30(火) 05:28 IP:87.189.251.58 削除依頼 -
その時
「あ、あずさちゃん?ごめんな」
受話器の向こうから聞こえたのは
間違いなく大智君の声
少し呼吸が乱れている 「ほんとごめん、その、なんていえばいいんだろ…俺」
「いいよ。大丈夫。あたしがごめんね。なんか…
ごめんね。」
しばらく大智君も黙りこんだ
2人の間に沈黙が流れる 「夜かけなおすわ」
大智君はそれだけ言って電話を切った
あたしはその日ずっと携帯を離さず持っていた
いつでも大智君からの
電話にでれるように そして、夜―
あたしの携帯があたしの手のひらで振動した 着信先は
大智君から
「もしもし…」
「あ、俺だけど。昼間ごめんな」
NO.72 ☆そら★
09/30(火) 05:41 IP:87.189.251.58 削除依頼 大智君は続けた
「さっきの、俺の彼女」
大智君は低い声で小さくそう言った
「あいつさ、しょっちゅうなんだ。こうゆうの。
俺がいない間に、俺のカバンから携帯だしてさ」
「…大智君…そうゆうのいやじゃないの?」
え、と大智君は一瞬聞き返してすぐに
少し呆れたように笑いながら
「困るけどな、まあ彼女だし。俺もあいつのこと
同じくらい大事に想ってるから
多少の嫉妬なら可愛いよ。」
あたしは何も言えなかった
大智君の声で聞くのが
一番のダメージだった
だけど、やっぱり…
「とにかくごめんな。何言われたか知らないけど
気にしなくていいから、まじで」
「文化祭いって…いいの?あたし?
また彼女…がっ…怒るんじゃない?」
気づいたらあたしの頬を涙が伝っていた
それを察したのか
「あずさちゃん?」と
大智君があたしの様子を探るように言う
あたしはすぐに涙を拭いた
ここで泣いたらいけない 「大智君、あたし行ってもいい?」
もちろん、と大智君は言った
「楽しんでってよ、今週の週末さ。」
「わかった、じゃあ行くね。
あと今日はありがとう」
うん、と大智君は合図をうって電話は切れた
あたしはしばらくベットの上で
天井を見あげていた
NO.73 もみじこ
09/30(火) 13:20 IP:202.253.96.249 削除依頼 面白いです(^^)/!! 主さん文才わけてください← ねくすと♪+゜
NO.74 チサ
09/30(火) 14:55 IP:210.153.84.238 削除依頼 - 凄いハマりました!!
こんなストーリー考えられるって凄いですね! 早く続きが見たいです(^ω^) ネクスト!
NO.75 とうふ*
09/30(火) 22:26 IP:218.216.59.89 削除依頼 できればあずあずと大智くんハッピーエンドになってほしいよ ← あげ ねく! 何回もごめんね
NO.76 ☆そら★
09/30(火) 23:50 IP:87.189.189.158 削除依頼 もちじこ様
(^ω^)ノ■←才能です。 なんつって(Д)笑 ぜんぜん才能ないですよー あげありがとうございます!
NO.77 ☆そら★
09/30(火) 23:52 IP:87.189.189.158 削除依頼 チサ様
ネクストありがとうございます(^∀^) 超超嬉しいでございます! 最後までよろしくお願いしますっっ
とうふ*様 さあ、どうなるでしょうか(∀)笑← 楽しみにしててください! これからも、よろしくねっっ
NO.78 ☆そら★
10/01(水) 00:17 IP:87.189.189.158 削除依頼 -
土曜日
文化祭の日が来た
あれから、あいりにもあの日の話をした
あいりったら驚きすぎて
食堂で大騒ぎして すごく喜んでくれた りなも、あいりも、あたしのかけがえのない
大事な心友だ…
そんな2人も今日は合宿中
あたしは、一緒に文化祭に行ってくれる人を必死で探し
隣のクラスの麗香ちゃんと行くことになった 彼女はすぐにOKしてくれた
だって、麗香ちゃんには彼氏がいるもん
大智君の高校に
だから都合が良かったんだ
NO.79 ☆そら★
10/01(水) 00:25 IP:87.189.189.158 削除依頼
正直緊張する
大智君に会えるのはもちろん嬉しいし
嬉しすぎることだけど
彼女のことを考えると
少し怖かった
前日の日に突然祐二からメールがあった
「怖気づくなよ」
それだけだったけど
その一言に勇気をもらったんだ
あたしは麗香ちゃんに、好きな人がいることだけを
行きの電車で伝えた
「じゃあ、今日は彼に会えるねっ!頑張ってね」
麗香ちゃんは、そうやさしい笑顔で言った 東林大高の駅に降りると
おそらく文化祭に行くのだろう
あたしたちと同じように制服を着た高校生がたくさんいた
10人くらいの女の子の集団も見て
さすがに驚いた 校門あたりも大勢の人でにぎわってる あたしと麗香ちゃんは
門のところでパンフレットをもらいそのまま校舎に入った
NO.80 ☆そら★
10/01(水) 07:03 IP:87.189.241.178 削除依頼 ***********************
ここまで読んでくれたみなさん 本当に本当に ありがとう\(^o^)/★ みんながコメとか、ネクくれたおかげで ここまで書くことができましたよ!
最後までどうぞ よろしくおねがいします。
えーっと… 今日から約4日間 主はパソコンが使えません:( しばらく放置という形になってしまいます(p∩:')) こんな小説を楽しみにしてくれてる方には 申し訳ないっっ....pq
ですががが 必ず戻ってくるので、笑 それまで下がってたら ぜひ上げ↑↑てください 泣いて喜びます\(^ω^)/
それでは 最後までよろしくおねがいします。
報告とお詫びでした*
************************
NO.81 とうふ*
10/01(水) 11:20 IP:218.216.59.89 削除依頼 - 4日間来れないんですかー
残念だけどずーっと楽しみにしてまっくす! ← とうふって呼んでいいからねん★
NO.82 ☆そら★
10/04(土) 23:11 IP:87.189.215.57 削除依頼
とうふ*
今日からまた復活です(^ω^) コメントありがとね。 これからも、よろしくです! 主のことも、そらって呼んでねっ
NO.83 ☆そら★
10/04(土) 23:20 IP:87.189.195.203 削除依頼 「うわー、広いね…。麗香ちゃん学校の地図把握してる?」
「うん、まかせてよ。うち去年も来たからさ。」
「あ、そうなの?」
「だって、今の彼と出会ったの去年の文化祭だもん」
麗香ちゃんは、少しだけ照れくさそうに言った
「あ、そうかそうか!
麗香ちゃんの彼氏、見てみたいなー」
「見なくていいしぃ」
「1個上なんだよね?先輩と付き合うなんて憧れる!」 「まぁ、先輩っちゃ先輩だけど。
うちの方が精神的には大人だね。」 そうはっきりゆう麗香ちゃん
そんな麗香ちゃんの彼氏は
今2年生で野球部に所属していると聞いた 出会いは去年の文化祭
麗香ちゃんからの一目ぼれで始まった恋
いけめんコンテストに出てた彼に一目ぼれして 文化最後にすぐメルアド聞いて 猛アタックして、1回ふられたけど 2回目でOk貰ったんだと
麗香ちゃんは歩きながらまた恥ずかしそうに話してくれた
NO.84 ☆そら★
10/04(土) 23:50 IP:87.189.195.203 削除依頼 -
「ほんとはさ、うちの彼氏恋する気とかなくて。
半端ない野球バカで、女より野球。飯より野球。」 「えー、じゃあ麗香ちゃん頑張ったんだ?」
麗香ちゃんが、笑いながら頷いた 「これは手ごわいって思ったよ。でも、そうゆうとこに本気で惚れた。
だから、1回振られてもね、不思議と凹まなくて。
よーし!次待ってろよ!って思った」
麗香ちゃんらしいわ、とあたしは笑った
「それにさ、」
麗香ちゃんは足を止めて一度澄み渡った空に目を向けた
あたしもつられて窓の外を見た
雲ひとつない青い青い空
「それにね、後悔したくなくて」
あたしは麗香ちゃんに視線を移した
「後悔するのが1番辛いじゃない?」
あたしは頷いた
NO.85 ☆そら★
10/04(土) 23:58 IP:87.189.195.203 削除依頼
「後悔するのだけが嫌だった。
あの時こうしとけばよかった、こう言っとけば良かったって
そう引きずるのが1番嫌なの。
だから、もう当たって砕ける勢いで頑張ろうって決めた。
全力で頑張ったら、どんな結果でも納得できるでしょ?
あ、ここカフェだよ。
うち朝食べてないんだ、入っていい?」
「あ、あたしもお腹すいてた。入ろうか、」
あたしたちは空き教室にて開かれたカフェに入った
後悔…― うん分かってる もしあたしが今大智君のこと諦めたら
ずっと引きずって行く
もやもや残したままなんて嫌だ
自分でもよく分かっている
後悔だけはしたくない
今日、この文化祭は
あたしにとって大きなチャンスかもしれない
NO.86 ☆そら★
10/05(日) 01:03 IP:87.189.195.203 削除依頼 あたしたちはカフェに入った
とたん吹き出した
「い、いらっしゃいませー2名様ですね」
ぎこちない裏声を出してあたしたちの前に現れたのは
スカートをはいた男子生徒
黒板を見ると「メイド★カフェ」と大きく書かれている
その字もまさに男子の字…
なんて男臭いメイドカフェ…
「あははは、うける!ここメイドか!まじ楽しい」
けらけら笑いながら麗香ちゃんはメイドの後を付いて行く
あたしたちは教室の奥のイスに腰掛けた
流行りの曲がBGMになっている 男子生徒は、筋肉質の脚がまるみえのスカートをはいて
自毛が見えつついかにもカツラというカツラを被っている
あたしたちはしばらく教室を見まわしてた
客の数はまだ少ないが
あたしたちと同じ女子高生が数人いた
その子たちも興味深そうに教室を見まわして笑っていた
NO.87 ☆そら★
10/05(日) 01:11 IP:87.189.195.203 削除依頼 「スカートどうやって手に入れたんだろうね?」
「確かに…。あ、あずさ見て!奥の子!可愛い!!!」
「あ、ほんとだ!似合いすぎ!女の子見たい!」
あたしたちがしばらく他愛のないはなしで 盛り上がっていると1人のメイド(男子)が近づいてきた
「ご来店ありがとうございます」 あたしと麗香ちゃんは思わず目と目を合わせた
し、渋い…声が渋い…
麗香ちゃんが笑いをこらえて震えている
「当店、メニューはこちらになっております。」 「…ぶ…」
麗香ちゃんが堪え切れず吹き出した
顔も、よく見ると渋い… あたしはひたすら耐えた
「ご注文おきまりになりましたら、およびください」
その男子生徒が後ろを振り返った瞬間
あたしたちは大爆笑 一瞬その男子生徒は振り返ったが
「ごゆっくりー」
と今度はぎこちない裏声で言ったので あたしたちはまたツボにはまってしまった
なんて愉快なんだ
あたしたちは笑いながらも、レモンティーとマフィンをそれぞれ1つずつ頼んだ
気づけば店の中もたくさんの人でにぎわってた
ここは盛り上がるに違いないね、と麗香ちゃんと話しながら
マフィンをぺろりと平らげた
NO.88 ☆そら★
10/05(日) 01:20 IP:87.189.195.203 削除依頼
「ほんと面白いね。これ去年もあった?」
「いやー、今年からじゃないかな?
笑いすぎてお腹いたいんだけど…」
「あ、あのー…」
あたしたちが話してると後ろから誰かの声がした
2人で後ろを振り返る
そこには、あたしたちがさっき絶賛したメイド男子が
声も女の子っぽい
か、かわいい…普通にそう思った
「おれじゃなくて...私午後の女装会でるんで
よかったら見に来てください。」 「…えー!ほんとに男子ィー??」
麗香ちゃんが大きな声をあげる
そのメイドさんは笑顔で
「ちゃんとついてますよ」
と女の子らしい声で言ったからあたしたちはまた笑った
あたしたちは可愛い男子メイドと渋いメイドに見送られながら
空き教室を出た
「ところで、麗香ちゃんの彼氏は何やってるの?」
「野球部でたこ焼き、クラスでお化け屋敷って言ってた」
「じゃあ行こうね!」
「うん、その前にあずさの好きな人は?どこにいるの?」
NO.89 ☆そら★
10/05(日) 01:24 IP:87.189.195.203 削除依頼
「せっかくだからさ、ここは会わなきゃね。」
「…あれ…、クラスしらない…かも」
思い出した、あたし大智君のクラス聞くの忘れた
ちくしょー、
あたしのばかやろー
「あ、でも部活はサッカー!!」
「サッカー?」
あたしは頷いた
そう、大智君はサッカー部
そう祐二が教えてくれたんだ
麗香ちゃんがパンフレットを開く
「お、サッカー部野球部のとなりでフランクフルトだって!」
「ほんと?」
「じゃあ、行きますか?」
あたしは力強く頷いた
大智君に、会いたい
NO.90 ☆そら★
10/05(日) 06:15 IP:87.189.180.90 削除依頼 野球部とサッカー部は
ちょうど中庭のところでそれぞれの店を出していた あたしたちが中庭にでると
麗香ちゃんはすぐに彼氏の姿を見つけた 「え、いた?どれが彼氏?」
「ちょっと恥ずかしいなー!あれだよ、あの青いの」
確かにあたしたちの真っ直ぐ行ったところには
青いTシャツを着た男子がいる
髪はスポーツ刈りで、顔がかなり整っているのが遠くからでも分かる
「うっわー、かっこいいね。」
あたしが呟くと、麗香ちゃんははにかんだ
すると今度は麗香ちゃんの彼氏があたし達に気づき大きく手を振りながら
あたし達の所まできた
NO.91 ☆そら★
10/05(日) 06:24 IP:87.189.180.90 削除依頼 「よ、麗香!来てくれたんだ。友達?」
麗香ちゃんの彼氏が微笑みながらあたしの方を見た
笑顔が素敵な彼氏だなと思った 「あたし、麗香ちゃんの友達のあずさって言います。」 「俺は、雄です。麗香の彼氏です」 そう言って軽く会釈をした
なんて、なんて…律儀なの!!!!!
雄君のはにかんだ笑顔は何となく麗香ちゃんに似てた
「せっかくだから、2人ともたこ焼き食べに来てよ!そこだから」
そう言って野球部員がたまっている場所を指した
「あずさ、野球部のたこ焼き半端ないよ!!超うまい!」
麗香ちゃんが目を輝かせながら言うと
彼氏の雄君が分かってるじゃん、と麗香ちゃんに優しくほほ笑んだ
2人の他愛のない会話を聞いてると
なんだかあたしまで幸せな気分になる
NO.92 ☆そら★
10/05(日) 06:29 IP:87.189.180.90 削除依頼 たこ焼き売り場の近くまで行くと
何人かの野球部員たちが
雄君をからかいだした きっと2人は、みんなの公認の仲なんだ
羨ましいな
あたしはふと大智君の顔を思い出した
辺りを見回す
サッカー部が出すフランクフルト売り場もたくさんの人でにぎわっていて
アングル的に大智君の姿は見えない だけどあの人込みの奥に大智君がいる
そんな気がして胸が高鳴った
あたしと麗香ちゃんがたこ焼き売り場の列に並んでいたら
雄君が両手にたこ焼きを持ってきてくれた
「内緒な、これ俺のおごり。はい、あずさちゃんも」
そう言ってあたし達にたこ焼きを手渡す
「ありがとー雄!いつか恩は返すよっ」
「あ、ありがとうございます!」
だから、なんて、なんて優しい彼なの!!! あたしは普通に感動した
NO.93 とうふ*
10/05(日) 10:47 IP:218.216.59.89 削除依頼 - 復活おめでと♪
雄くんかっちょいいー そらって呼ぶね★ 大智くんはどこだー
NO.94 ☆そら★
10/05(日) 22:38 IP:87.189.217.154 削除依頼 とうふ*
ありがとー(^ω^) 雄君いいよねえ!← 大智君どこでしょうか… そらも捜索中でございます。笑
NO.95 ☆そら★
10/05(日) 22:44 IP:87.189.217.154 削除依頼 あたし達は列から外れて
あつあつのたこ焼きを持ったまま
すぐそこのベンチに座った
ここのベンチから麗香ちゃんの彼氏
雄君が一生懸命にたこ焼きを売ってる姿が見れる 「彼氏かっこいいじゃーん。超優しいし」 あたしは麗香ちゃんの彼氏に目を向けながら言った
「うん、雄は本当にやさしい。ままま、冷める前にたこ焼き食べちゃおう!」
そうだね、と合図智を打ちあたしはあっつあつのたこ焼きを口に入れた
・・・
「うっま!!!!!!なにこれ!」
「ね?美味しいよね?野球部員が作ってるんだよ」
「ほんと美味しい!出来たてだよーあつあつ」
「外かり中ふわがもっとーらしい」
麗香ちゃんとあたしは、美味しい美味しいと 口ずさみながらたこ焼きを食べた
NO.96 ☆そら★
10/05(日) 23:12 IP:87.189.217.154 削除依頼 「ねぇ、好きな人…見える?」
麗香ちゃんがいきなり話題を変えたので
あたしは少しどきっとした
「人が多くて、よく見えない」 「ちょっと行ってみる?」
「…そうしようかな…」
今更になってあたしの心臓がばくばくしてきた
その時
「あずさちゃん?」
!!!
後ろから名前を呼ばれた
振り返らなくても分かった
この声は
大智君…
NO.97 ☆そら★
10/05(日) 23:21 IP:87.189.217.154 削除依頼 すると大智君があたしの横まできて 「やっぱあずさちゃんだ」
とあの笑顔で言った
あたしはあまりにも急な展開に
思考がついていかない
何をしゃべればいいのか分からなくなる
目の前に大智君がいる
すぐそこに大好きな人がいる 「あ、大智君!ぶ、文化祭、すごく楽しいよ!」
必死に思考を巡らせてやっとでてきた言葉
顔が熱くなる
だろ?と大智君が得意そうな顔で言う
「俺のお勧めはメイドカフェ。さっき行ってきたけど
鳥肌たったw」
あたしと麗香ちゃんは顔を見合せて笑った
大智君が一瞬きょとんとする 「あたし達も最初に入ったの、そこ」
あたし達3人で、あの顔と声が渋いメイドいいよね、と話した
すると大智君の携帯が鳴る
NO.98 ☆そら★
10/05(日) 23:27 IP:87.189.217.154 削除依頼
携帯を見るたび
ゆれるストラップを見るたび
胸が苦しくる
ごめん電話だ、と言い
大智君はあたし達から少し離れた
あたしは遠ざかる大智君の姿をただ見ていた 「かっこいいねぇ、」 隣で麗香ちゃんがつぶやく
え、と聞き返すと
「好きな人でしょ?大智君」
と、もう見抜かれてしまっていた あたしは小さく頷いて
また視線を大智君に戻した
黒い短めの髪の毛はワックスで少し逆立ててあって
筋肉質なのが服をきた上からでも分かる
肩幅の広さとか、細めなのに
綺麗に筋肉がついた足とか
筋の通った鼻とか、凛々しい綺麗な目とか
低めで落ち着いた声とか
笑うと幼く見える笑顔とか
すべてが すべてが好きなんだ
止められないんだ
NO.99 ☆そら★
10/05(日) 23:32 IP:87.189.217.154 削除依頼 -
電話を切った大智君がまたあたし達のところに戻ってきた 「わり、ちょっとお仕事。午後も楽しんでね」
そう言ってあたし達に背を向けた
「大智君!!!!!」
大智君の背中にあたしは叫んだ
一瞬驚いたようにあたしの顔を見る
「クラス何組?」
「俺5組!演奏やるから来てー」
あたしは大きく頷いた
そして最後まで大智君の姿が見えなくなるまで
ひたすら大智君の小さくなる背中を見ていた
NO.100 ☆そら★
10/05(日) 23:37 IP:87.189.217.154 削除依頼 「追いかけなよ」
「え?」
麗香ちゃんが真顔で言う 「文化祭はチャンスなの。ほら、早く!」
「え、んな、え?今?」
「今!」
「待って、あのね、言ってないけど…向こう彼女いるの」
「関係ないよ、」 さらりと麗香ちゃんが言う 「でも、」 「彼女がいるから何?あずさは諦められるの?身を引けるの?」 あたしは黙りこんだ
「違うでしょ?」 「...うん」 もう、どれだけ大智君にはまってるかは 自分が1番 知っている 「あたし、後悔だけはしたくないんだ。」 「なら、もう良いんじゃない?素直に気持ち伝えても」
「だけど、怖くて」 あたしは拳を強く握った
NO.101 ☆そら★
10/05(日) 23:43 IP:87.189.217.154 削除依頼 -
「せっかく、喋れるようになったのに、振られたら もう今みたいに喋れないのかな…とか思うと」
これが本音 後悔はしたくない
気持ちを伝えたい
今すぐにでも
だけど、だけどね 大智君を失うのが怖い 恋人同士じゃなくても 笑顔とかこうやって近くで見れるのが
それが嬉しいんだ
充分なんだ
大智君を失うのだけが怖い
自分の中でいろんな感情と矛盾した気持ちが交差する
「あずさの気持ちは分かる。気持ちつたえるか伝えないかはあずさしだい。
でも、何かを変えたかったら
まず自分が動かないと。勇気ださないと。ね?」 あたしは立ちあがった
NO.102 ☆そら★
10/05(日) 23:47 IP:87.189.217.154 削除依頼 どうすればいいのか分からない
向こうには大事な彼女がいる
あたしに可能性なんて無いに等しいかもしれない
それだったら、今のまま
友達として付き合うのもありかもしれない こっそり気持ちを寄せ続けるのもありかもしれない
だけど、変えたい
怖いけど、勇気をだしてみたい 一歩足を前にだす
だけどもう1歩が進まない
その時思い出した 祐二の言葉を
「怖気づくなよ」
祐二はそう言った あいりも、りなも、応援してくれた
NO.103 ☆そら★
10/05(日) 23:50 IP:87.189.217.154 削除依頼 好きになって 毎日姿を見て それだけで切なさを感じながらも
満足してた自分を変えい それだけじゃ嫌だ
足りない もっと満たされたい 大智君が...恋しい 「麗香ちゃん、あたし行ってくる」
麗香ちゃんは笑顔で頷いた 「あたしは、雄の手伝いしてるからさ。」
あたしは中庭を出た
ひたすら走った
大智君…大智君…大智君…
心も体も大智君を求めているんだ
NO.104 ☆そら★
10/05(日) 23:54 IP:87.189.217.154 削除依頼 あの時、7号車で大智君があたしの前に立ったのは偶然?
あたしが痴漢に会った時 あたしを助けてくれたのも偶然?
このまま何もしなかったら 後悔だけが残る
中庭を出てまっすぐいったところに
大智君が見えた
大智君は校舎に入った あたしもその後を必死で追う 無理でもいい
ただ、伝えなきゃ 後悔したくない
NO.105 ☆そら★
10/05(日) 23:59 IP:87.189.217.154 削除依頼 -
廊下の奥に大智君の姿が見える
もう少し走れば
大智君に近づける
もう少しー… あと、少し…
「大智ー!」 あたしは走っていた足を止めた
息が乱れる 足に重みを感じた
制服姿の女の子が教室から顔を出した
「あー、大智やっと見つけたあ」
女の子が教室からでてきた
かけ足で大智君に近づき
大智君の体に抱きつく 「ちょ、やめろって…」
「いいじゃーん、誰も見てないよぉ、どこ行ってたの?」
女の子は大智君の体に抱きついたまま上目使いで大智君に問う
NO.106 ☆そら★
10/06(月) 00:06 IP:87.189.217.154 削除依頼 -
その子のスカートから出る携帯には 大智君と同じぺあのストラップ 電話で聞いたことのある声 大智君の彼女―… 「大智、一緒に回ろうよ。大智のクラス行きたい」
「俺、今から買出し行かなきゃなんだけど。」 大智君が少し困った声を出す 「えー、かまってよぉ」 2人はあたしの姿に気づきもしない
あたしはまるで映画のワンシーンでも見てるように
後ろで立ちつくして2人の姿を見ていた 「わかった、あとでな?」 「やだ、今!」 大智君の困った横顔が見えた 大智君の手が彼女の髪を触る そして大智君が優しく彼女の体を自分から離した
NO.107 ☆そら★
10/06(月) 00:15 IP:87.189.217.154 削除依頼 「買出し終わったら電話する」 「なんで?あゆみも一緒に行く」 「俺チャリ飛ばしていくよ?だから駄目」 「じゃあ…キスして?」 大智君の彼女がかわいい声で言う
あたしは一瞬目の前の光景が揺れたのを感じた やだ…やだ… その場を離れたいのに なのに足が動かない 「あゆみ、頼むからわがまま言うなよ」 そう言う大智君の声は優しく
彼女のわがままにあきれながらも
愛情がこもっている 「キスしてくれたら、いい子に待ってる!」 彼女が目を閉じて大智君を見上げる 大智君が小さくため息をついた それなのに大智君の手は彼女の背中にまわり 大智君の顔がゆっくり彼女に近づく やだ… そっと2人の唇が重なりそうになった時
「大智君!!!」
あたしは叫んでいた
NO.108 ★そら☆
10/06(月) 16:24 IP:87.189.222.148 削除依頼 -
叫んじゃった… 気づいた時にはもう遅くて 大智君は驚いた顔で振り返り 彼女もあたしのことを黙って見ていた
何か、言わなきゃ…何か… 「ねぇ、誰?」 彼女が大智君の体にくっついたまま言う 知らないとか、ただの友達とか聞くのが嫌だった
まっさきに口を開いたのはあたしだ 「大智君、あの、サッカー部の人が...」 あーもう
ここで嘘ついてどうすんだよあたし 「サッカー部の人がどうかした?」
大智君が彼女から体を離してあたしの方に来た 「か…買出しま、まだかーって言ってたから、あたしが探しにきちゃった。
ご、ごめん」
NO.109 ★そら☆
10/06(月) 16:29 IP:87.189.222.148 削除依頼 「え、部長怒ってた?」 「た、たぶん?」 あたしの顔は、だいぶ引きつっていた 「やべ、急がなきゃ!あずさちゃん、ありがとね」
大智君はそう言って向きを変えた 良かった…キス…見なくてすんだ… 「あゆみ、俺急ぐから頼むから待ってて?」 彼女は頬を少しふくらませて不満げな顔をした その顔を見て また少し笑う大智君 大智君は、そのまま廊下の奥にかけ足で消えていった それから気づいた 廊下に取り残されたあたしと、大智君の彼女―あゆみちゃん これまでにない冷たい空気が2人の間に流れる
NO.110 ★そら☆
10/06(月) 16:32 IP:87.189.222.148 削除依頼 あたしは、そっと後づさりをして外に出ようとしたが 「ちょっと!」
やっぱり、彼女に呼び止められてしまった 彼女があたしの目の前までものすごい形相で歩いてくる 一瞬怖気づいたのが自分でも分かった 「なんなの?あんた」 冷たい目で冷たい声で そう言い放つ 初対面の人にここまで言える女もある意味尊敬する 黙っていると彼女があたしのことをさらに強くにらんだ 「あんた、大智の何?」
NO.111 ★そら☆
10/06(月) 16:37 IP:87.189.222.148 削除依頼 「あたしは...ってか、そんなに睨まないでよ」
彼女はあたしの顔をじーっと見る
2人の間に沈黙が流れた 睨まれているのに小柄で色白な大智君の彼女は やっぱり女の子らしくて可愛い容姿をしているのだと思った すると彼女はいきなり口を開いた 「そこまで可愛くないくせに」 あたしは固まった
「何、あんた大智狙い?その顔で?」 ふん、と鼻で笑う うぜえなこの女 あたしは心の底から思った 「あのさ、初対面でそこまで言うこと…」 「あ、」 彼女は小さく叫んで 少し考える素振りをした
NO.112 ★そら☆
10/06(月) 16:43 IP:87.189.222.148 削除依頼 「あんた…電話の…」 あたしはあの日のことを思い出した 「あたしの大智に手出さないでよね」 「大智はあたしだけのもんなんだから」 そう、この彼女に捲し立てられた日のこと そう、あたし達は1回電話越しに声を聞いている 彼女もそれにようやく気付いたようだ 「人の男に勝手にメールして…今度は邪魔までするんだ
無神経にもほどがあるよね」 「勝手に…って、じゃあ何?大智君とメールさせていただきます
そう許可取ればいいんですかー?」 あーなんなの本当に腹立つ 「…あたしのなんだから。大智は」
少し間があって
そう少し震えた声で彼女は呟いた 怒りなのか 泣きたいのか分からない ただ声が震えていた 「あたしだって、あたしだって大智君のこと好きだよ!」 彼女が顔をあげた あたしも驚いた 自分でとっさに言ってしまったことを
後から後悔する だけど、これが本当の気持ち
NO.113 .+あいす'v`◇
10/06(月) 17:07 IP:218.43.82.132 削除依頼 - ネクストヽ(^o^)丿
面白すぎます.+(`^ω^´)+.
更新がんばってください(∀)
NO.114 とうふ*
10/06(月) 20:10 IP:218.216.59.89 削除依頼 - うへー
あゆみむかつくねー どうにかこうにかあずさが大智くんを奪っちゃえー ← やっぱそらわ小説うまーい*
NO.115 ゆりちゃん
10/06(月) 20:59 IP:59.141.104.232 削除依頼 初めてなんですが いっきに全部 読んじゃいました(^^) なんか純粋であずさちゃん 可愛いっすね. 応援してるんで 頑張ってください!
あたしも大智クンみたいな 人と付き合いたい←
NO.116 ★そら☆
10/07(火) 04:22 IP:87.189.228.142 削除依頼 .+あいす'v`◇ 様 おもしろいっすかー? 嬉しいですー(^ω^) ぜひ最後まで見てくださいねっ
とうふ* あゆみちゃーん 問題児だよ!← うまいとか超嬉しいですっっ(^ω^) 頑張っちゃいますよ★笑
ゆりちゃん 一気によんでくれたんですか?(:ω:`) 超嬉しい! 大智君いいですよね。 あたしも大智君希望です!笑 またコメント下さいッ
NO.117 ★そら☆
10/07(火) 04:28 IP:87.189.228.142 削除依頼 -
大智君の彼女、あゆみちゃんはあたしに1歩近づいた パシン―… え 一瞬何が起こったのか分からなかった 頭が真っ白になる 右の頬がひりひり痛みだしてから 右頬を叩かれたのだと気づいた 「ちょ、何すんのさ!」 あたしの目には涙がうっすら浮かぶ あたしは右頬を抑えた おもっきり叩きやがった… 痛い… 「ふざけないで、何があたしも大智君がすきなのよ」 「ふざけてない」
あたしは右頬を抑えながら強気に言った
NO.118 ★そら☆
10/07(火) 04:37 IP:87.189.228.142 削除依頼 -
「大智はあたしのものなの」 「大智君は…、ものじゃないよ」 しばらく2人の間に沈黙が流れた 気まずい空気が流れる だけどあたしは目をそらさなかった
あたしの気持ちは本当なんだから あたしの気持ちは… 揺るがないんだから 目に力を込める 「じゃあ何なの、大智をあたしから奪えるとでも思ってるわけ?」 彼女はいきなり表情を変えた
顔にうっすらと笑みを浮かべる
黙り込むあたしに、どうなのよ、と付け加える 「あたしは…」 あたしは下を向いた なぜだか足が震える 怖気づくな…怖気づくな…
「なんとか言ってよ!!!!!!」 彼女の手があたしの肩をむ そのまま壁に押し付けた 「何とか言いなさいよ!!!!!!」 「あたしは、大智君が好きなの!!!!!!」 廊下にあたしの声が響いた
NO.119 ★そら☆
10/07(火) 04:45 IP:87.189.228.142 削除依頼
「彼女がいようと、関係無いの。
あんたがなんて言おうが、あたしは大智君が好きなの。
もう...何言われたって...遅いんだよ
だって好きだから...大智君が...好きだから」 あたしの頬を大粒の涙が流れる 止まりそうにない するといきなり彼女はあたしの肩をつかむ力を緩めた 「なにしてんだよ…あゆみ…」 あたしは顔を上げた 涙が滲んではっきり見えない でも分かる 大智君が こんなにも近くにいる
NO.120 ★そら☆
10/07(火) 04:53 IP:87.189.228.142 削除依頼 「だ、大智…」 あゆみちゃんが明らかに動揺した声を出す 「なんで…?買い出しは、もう、終わったの?」 「途中まで行って、財布忘れたことに気づいて取りに来た。
あゆみ、お前、あずさちゃんに何してた?」 「あたしは…ただ」 あたしは脱力した 足の力が抜けてそのまましゃがみこんだ 怖かった 本当はすんごく怖かった だけど今…目の前に大智君がいる あたしの頬をまた1粒涙が流れた こんなに こんなに大きな声出したの久しぶりだ 涙を袖でふくとまだ右頬が痛む ほんとに、おもっきり叩いたんだな…
NO.121 ★そら☆
10/07(火) 04:59 IP:87.189.228.142 削除依頼 「あゆみ、ちゃんと説明しろよ」 大智君は低い声でそういうと あゆみちゃんの前を通り過ぎて あたしの元まで来た あたしと同じ目線になるように大智君がしゃがむ あたしは大智君の目をまっすぐ見た 大智君もあたしの目をまっすぐ見た 心配そうな目
あたしは小さく笑った 泣きながら叫んだ告白…聞かれちゃった
急に恥ずかしさが波寄せ あたしは視線を外した 「大丈夫?…立てる?」
「ごめん、大丈夫」 あたしが立ち上がろうとしたら 大智君がそっとあたしを支えてくれた
NO.122 ★そら☆
10/07(火) 05:02 IP:87.189.228.142 削除依頼 「大智、違うんだよ…」 あゆみちゃんは急に涙を流しながら 大智君の体にすがりついた 「あゆみ…」 大智君が小さい声でそう呟く しばらくの間があった あたしはただ外から聞こえる人の笑い声や話し声を聞きながら 1点を見つめていた 「俺、お前がよく分からない」 しばらくして、大智君がはっきり答えた
NO.123 ★そら☆
10/07(火) 05:09 IP:87.189.228.142 削除依頼 あゆみちゃんの顔色が変ったのが分かった 大智君がそのまま続ける
「お前が俺のこと大事に想ってくれてるのは分かる。
俺もそう思ってる。
だけど、今目の前にいるお前がつかめない。わかんねえんだよ…」 「なんで、なんでそんなこと言うの?」 あゆみちゃんの目から次々と涙がこぼれる あたしは目をそらした 「あゆみ、ちょっと考えさせて」 「ど、どういうこと?」 「 距離おこう 」
あたしは大智君を見上げた まっすぐあゆみちゃんを見つめている あゆみちゃんだけを見つめている
NO.124 ★そら☆
10/07(火) 05:19 IP:87.189.228.142 削除依頼 「いやだよ!」 あゆみちゃんは大智君の体に抱きついた 「そんなの、いやだ」 「頼むよ…あゆみ!」 あゆみちゃんは顔を上げた 「何、この女を選ぶわけ?どこがいいの??
ねえ、あたしの何がいけない?
言ってよ、治すから!ねえ…大智!」 あゆみちゃんの目から涙は止まらない 胸が苦しかった あゆみちゃんがどれだけ大智君を好きなのか 伝わるから
あたしはまっすぐ2人を見れなかった 「俺があゆみを掴めないんだよ。お前が分からないんだよ。
この気持ちのまま、あゆみと一緒にはいれない。
このまま一緒にいても、俺はあゆみをまっすぐ見れない。」
大智君はあゆみちゃんの体を離した 大智君の声は冷静だった
NO.125 ★そら☆
10/07(火) 05:30 IP:87.189.228.142 削除依頼 「だから、俺と距離おいて。ちゃんと考えるから。」
大智君はそう言って
あゆみちゃんに背を向けた あゆみちゃんはしばらく立ちつくしていた ただひたすら大智君の背中を見つめて それから涙を拭いて逆方向に走り出した あたしは小さくなるあゆみちゃんの背中を見送った
「あずさちゃん、来て」
大智君が少し離れた所からそう言うから あたしは大智君の所にかけあしで行った
人通りが少ない階段のところであたし達は止まった 大智君がポケットから携帯を取り出す
「もしもし、翔?…わりぃ、買出し頼む。…そうそう。
飲み物だけ…うん…ありがとな。はいはい、おごりますよ。じゃあね」 大智君は電話を切ってポケットに戻した 「あ、大智君…」 「ん?」 「ごめんね、あの……部長が怒ってたって…
その、…嘘なの…ごめんね。あの時は…」 すると大智君は小さく笑った 「嘘かよ、びびっちゃったじゃん。部長怖いんだぜ?」 そう言って笑顔を見せた
NO.126 ★そら☆
10/07(火) 05:38 IP:87.189.228.142 削除依頼 あたしが大智君の笑顔に見とれていると あたしと大智君の目が合った 大智君の左手が伸びて あたしの右頬に軽く触れた 一瞬心臓が止まったかと思うと 次にものすごい速さで鼓動を打つ 「…痛かったろ?赤くなってる…」 そう言って心配そうな目をした 「…うん、いたかった…かな」
「あいつ、本気でやったんだな、…保健室、行こうか?」 あたしは首を横に振った これくらいもう平気、と笑ってみせた 「そっか、強いな、あずさちゃん」
「そんなことないよ」
あたしは即答した
それから大智君は階段に腰をかけたから あたしも少し距離を置いて隣に座った
NO.127 ★そら☆
10/07(火) 05:45 IP:87.189.228.142 削除依頼 「嬉しかったよ…」 え、とあたしが聞き返すと 少し間をおいて少し小さめの声で さっきの告白、と答えたから
あたしは赤面した 「俺初めてだよ、あんなダイレクトな告白」 そう言ってまた優しくほほ笑む 「あたしも初めてだよ、あんなの…、大智君がいたから…
びっくりしたよ」 「ちゃんと考えるからさ…
あゆみのことも、あずさちゃんのことも。
今は何も言えねえけど。ちゃんと答え出すから。」 あたしは次の言葉に詰まった よかった あたしはこんなに素敵な人を好きになれた こんなに素敵な人に出会えた 胸がいっぱいになった
「それまで、待ってて」
「待つよ、うん…待ってる」 あたしは流れそうな涙をこらえた
想いが伝わりました それだけで嬉しい
NO.128 あみ
10/07(火) 07:19 IP:222.5.62.175 削除依頼 - ねくすと★
NO.129 ゆりちゃん
10/07(火) 13:03 IP:210.153.84.137 削除依頼 おもしろいっ(^ω^) ねくすと希望☆
NO.130 とうふ*
10/07(火) 21:13 IP:218.216.59.89 削除依頼 - きゃー
告白しちゃったね** あゆみよりあずあずだよ! 大智君ー、あずあずにしろー ←うるさい あげ&ねく そらわうますぎるよーー
NO.131 ★そら☆
10/08(水) 23:50 IP:87.189.209.96 削除依頼
あみ様
ネクストありがとうございます!^^
ゆりちゃん
きゃーって感じですよね、笑 最後までよろしくおねがいします とうふ*
ほんとに、大智君いいよねっ!笑 ついに告りました…w 最後楽しみにしてください!
NO.132 ★そら☆
10/08(水) 23:56 IP:87.189.209.96 削除依頼 その日の夜 あたしは、りなとあいりにメールを送った 『気持ち、伝えちゃったよー
2人が帰ってきたら話すね。』 あたしは目を閉じた
まだ今日のことが信じれなかった これからどうなるのかは分からない でも分かったんだ 可能性は…0じゃなかった あの後、あたしの赤くなった頬を見て麗香ちゃんはすごく心配してくれた だけど、あたしが気持ち伝えれたんだと
満足した顔で言うと麗香ちゃんも心底喜んでくれた 後悔だけはしたくなかったもん ちなみに、女装大会では たんとつあのメイド男子が1位で そこに、あの渋いメイドも出てたからあたし達は大笑いした
イケメン大会には、大智君、あたしには言ってくれなかったケド ばっちり出てた 気恥かしそうにステージに立つ大智君は やっぱり誰より輝いてたよ
NO.133 ★そら☆
10/09(木) 00:02 IP:87.189.209.96 削除依頼 あたしが寝ようとうとうとしていると あたしの携帯が鳴った あたしは飛び起きて送信先を見た
「…なんだ、祐二か」 と普通に失礼なことを口走った あたしはまた仰向けになり 天井を見上げながら電話に出た 「はーい、もしもし、こちらあずさですが」 「祐二だけど、」 「わかってますよ、でご用件は」 あたしはふと時計を見た もうすぐで12時を回る 「お前、今日どうだった」
「どうだったって?」 分かっていてわざと話題をそらす 思い出すと 本当に恥ずかしいんだよ
NO.134 ★そら☆
10/09(木) 00:05 IP:87.189.209.96 削除依頼 「お前分かってんだろ?言えたのか?」 少し間があって あたしは、うんと答えた 「で?」
「でって…、まぁ…」
「じらすなよ、教えろ」 「あのね…あたしは本当に大変だったの!
大智君の彼女にはぶたれるわ、怒鳴られるわ
本当に大変だったんだからね」 「うわー、女ってこえーな」
「その通りだよ」
「大智はなんつってたの?」 「ちゃんと考えるって、あたしのことも、彼女のことも」
ふーんと合図をうってから ま、大智らしいなと 付け加えた
NO.135 ★そら☆
10/09(木) 00:08 IP:87.189.209.96 削除依頼 「ま、良かったな。伝えられて」 「うん、良かったよ…ほんと」 「それより…」 祐二がそこで話題を変えた あたしに言いたいことがあるという 「言いたいことって何、」 「おれさ、」 「何、はやくいわないと切るよー、ごー、よーん、さーん、にー…」 「りなのこと」 あたしは一瞬息を飲んだ
NO.136 ★そら☆
10/09(木) 00:09 IP:87.189.209.96 削除依頼 「り、りなが何?」 「好きみてぇなんだよ、俺」 shxすあhxcすあhcさひあs あたしは携帯を落とした
NO.137 ★そら☆
10/09(木) 00:14 IP:87.189.209.96 削除依頼 「おい、もしもし?」 あたしは携帯を拾い上げて立ち上がる 「あ、ごめん。び、びっくりして」 「うん、びっくりした感じが伝わる」 あたしは息を整えてベットに腰を下ろした
「で、どうしてりななの?あんなに…仲悪そうに見えたのに…」 りなは祐二のことをいつも悪く言ってた あたしと付き合ってる時に二股をして それを知った時に あの男許さねえ、とか言って あたしの代わりに本気でキレにいったり とまあ、とにかくすごかった 「だからかもなんだ、」 急に祐二がよわよわしい声で言う
NO.138 ★そら☆
10/09(木) 00:19 IP:87.189.209.96 削除依頼 「俺がお前を傷付けた時に 1番に俺を殴りに来たのがりなで
まじで、殴られたし。暴言吐きまくられたし。
なんだこの女って思った」 「うん、」 「だけど、気付いたら
あいつから教わったこといっぱいあって
あいつがいたから、俺は自分が誤ったことしたって気づけて
今じゃあいつに感謝してんだよな」
あたしは合図を打ちながら ひたすら祐二の言葉に耳を傾けた この不器用な祐二が 一生懸命に何かを伝えようとしている 「うぜえけどよ、りなは。
だけど、誰よりも友達思いで
強いようで、ホントは弱い奴なのかなって思って
…なんつーか…わかんねえけど」 「りなのこと考えるようになったんだ?」 「...まぁ、そうゆうこと」 「恋だよ」 「は?」 「それは恋だよ、きっと!!!!!」 祐二は電話越しで黙った
NO.139 ★そら☆
10/09(木) 00:24 IP:87.189.209.96 削除依頼
しばらくして祐二が口を開く 「やっぱ、そうだよな…あいつのこと最近よく考える…
って、ごめんなこんな話。けどお前にしか言えなくて」 「ううん、嬉しいよ、頼ってくれるのは」 「不思議な話だけどな、」 そう言って祐二は笑った そうか、そうか、そうか これが恋の始まりか 「まあ、それだけだから。俺も一応報告な。
りなに言ったら殺すからなー」 そう言って祐二は電話を切った
NO.140 とうふ*
10/10(金) 13:37 IP:218.216.59.89 削除依頼 - 祐二わりなかー*
大智くんどーするんだろ あげ&ねく
NO.141 ★そら☆
10/11(土) 20:57 IP:87.189.187.134 削除依頼 とうふ*
あげありがとー(^ω^) 祐二も頑張っちゃいます! 大智君…
気になるね←じらす
NO.142 ★そら☆
10/11(土) 21:03 IP:87.189.187.134 削除依頼
その日の夜も 次の日も 大智君からの連絡はなかった
月曜日から
あたしの学校も文化祭の準備が 本格的に始まる
意味分からないんだけどさ、 なぜかあたしはクラスの文化祭委員で (りながあたしを立候補してのりで決まった) まあ、文化祭委員は準備とか忙しいわけで 月曜日から朝8時には学校にいかなくてはいけない とうぜん いつもの電車にはのれない 大智君にはきっと会えない あたしはがっかりした しばらく会えないのかな… もう、振られるかもしれないとか そうゆう余計なことは考えてなかった
ただあたしの気持ちを真剣に受け止めてくれた
そんな大智君によりいっそう惹かれてしまった
あたしはきっと 待つことしかできないんだよね、今は
NO.143 ★そら☆
10/11(土) 21:12 IP:87.189.187.134 削除依頼 月曜日 眠い目をこすり電車に乗る
いつもよりだいぶ早い時間の電車 いつもの7号車 大智君の姿はない 学校につくと、同じクラスの大谷がもう先に教室にいた 大谷は、あたしと同じ文化祭委員で 黒縁めがねが良く似合う人 軽く挨拶を交わしあたし達は空き教室に移動した ここで全クラスの文化祭委員で まあいろいろと進めるわけ どのクラスがどの出し物をどこでする どの部活が何をやるのか 全部を把握してパンフレットを作る だるっちい仕事だと最初は思ったけど 皆でわきあいあいと話し合いを進めるとそれがすごく楽しくて
朝からの話し合いも放課後も なんの苦もなくこなすことができた
あたしのクラスは劇をやる
偶然あたしのクラスに演劇部が多くて
シナリオはかなり愉快なやつ 題名は【わがままなお姫様】
あたしと、あいりは音響の係で プロローグの説明、BGMすべてをまかされた あいりは小道具のかかりで、朝から休み時間も衣装作りに励んでいた
NO.144 ★そら☆
10/11(土) 21:19 IP:87.189.187.134 削除依頼 -
あいりと、りなはバンドも結成しているから 毎日忙しそうだった
それでも、2人はあたしの話を聞くために時間を作ってくれて あたしのことを励ましてくれた 大丈夫だよ自信をもって、と
2人に言われるとなぜかプラスな気持ちになれる それとは裏腹に
大智君からの連絡はなかなかこなかった
だけど自然と凹んだりはしない
きっと今は急がしさが気持ちを紛らわせてくれてる
木曜日の夜、あたしは夜机に向かっていた 劇のプロローグを考える
その時、机の上で携帯が震える 相手はりなから りなから電話がくるのは久々だった
NO.145 ★そら☆
10/11(土) 21:23 IP:87.189.187.134 削除依頼 「もしもし、りなー?」
「あずあず、今忙しい?」
落ち着きのない、りなの声 「どうしたの、平気だけど」 りなはあたしの家のすぐ近くのコンビニにいるから 少しだけ来てほしいという 外はもう真っ暗だ あたしがコンビニに行くとりなは入口の前に立ってた 何かあったんだ りなの表情を見たらすぐに分かった
NO.146 ★そら☆
10/11(土) 21:30 IP:87.189.187.134 削除依頼 -
「ごめん、こんな時間に」 あたしは首をよこにふった
りながあたしに飲み物を手渡す 来てくれた料、らしい
あたし達は近くのベンチに腰を下ろした 一瞬の間もなく、りなが口を開く
「祐二に告られた」 あたしは一瞬驚いたけど
すぐに理解した
涼しい風があたし達の髪をなびかす
りなの明るい髪の色が
蛍光灯に照らされている
「で、どうしたの?」
「むり、って言った。…でも」
りなは言葉を詰まらせた 「わからないけど、あいつのこと嫌いだけど
かなり動揺した。
あいつは、1度あずあずを傷つけてるし
絶対信用できない男、なのに」 沈黙が流れる
NO.147 ★そら☆
10/11(土) 21:37 IP:87.189.187.134 削除依頼 -
「なんか、よくわかんねぇや…」 りなが長い前髪をかきあげた 大人っぽい仕草
「りな、確かに祐二はどうしようもないやつ。
だけど、祐二は変わったよ、」 あたしははっきり答えた 嘘じゃない 祐二は変わった 目を見れば分かる
りなが顔をあげる あたしの目を見た 「祐二は、もう絶対くりかえさないと思うけど。
過去の過ちとかさ。」
「…うん、そんな感じはした」
「決めるのはりなだよ。
でも、今揺れてるなら、もう1回最初から考えてやったら?」 りなは合図をうった 次の日、あたしは2人が屋上に向かうところを見た きっとこれから話すんだ あんなに、祐二を毛嫌いしてたりなだけど
祐二が変ったことには気づいてる 事情をしったあいりもそう言ってた
祐二はほんとに変わったよね、と
NO.148 とうふ*
10/12(日) 22:43 IP:218.216.59.89 削除依頼 - 焦らさないでおくれー ←
祐二くんわ変わった! ←だれ さあ、りな答えわどーする? ←だからだれ?
NO.149 ★そら☆
10/16(木) 02:50 IP:87.189.211.204 削除依頼
とうふ*
更新遅くなりました ごめんね(:ω:) もうすぐテスト…勉強の合間にちょくちょくきます!
NO.150 ★そら☆
10/16(木) 05:14 IP:87.189.211.204 削除依頼 -
「あたし、祐二と付き合ってみる。
ちゃんと向き合うよ。」 そう恥ずかしそうにりなが言ったのはその日の放課後
久々に見る乙女なりな あたしとあいりは顔を合わせてほほ笑んだ こうなると思ってた 2人には幸せになってほしい
絶対に 絶対に
からかうといつものりなに戻るけどそれでも 彼氏がいるということだけで 誰かに愛されてるということだけで 自然と女の子らしくなる あー羨ましい 最近あたしは大智君がいない電車にも慣れた だけど文化祭の準備が思ったより忙しくて あんまり病んだりしないでいれるのかな それともやっぱり、今目の前で笑ってる りなとあいり、この2人がいるからかな 今は待つことしかできない 自分から連絡もできないんだ
大智君を信じて、あたしは待つよ だから、りなと祐二も幸せになってよね
NO.151 ★そら☆
10/16(木) 05:20 IP:87.189.211.204 削除依頼 -
放課後もいつも通りの文化祭の準備
文化祭2日前にして、どのクラスも必死だ あたしとあいりは、プロローグも完璧に仕上げることができた あたしと同じ文化祭委員の大谷は
劇でわがままな姫に振り回される召使の役もやる たまに委員会の打ち合わせの時に 大谷に頼まれてあたしは姫のセリフを読んだりもした なかなか楽しい劇 教室には空いた窓から軽音楽部の演奏が時折聞こえる
これが青春ってやつか あたしは教室のはじで、りなと祐二が話している所を見た なんか、きごちない2人 お互い今までと違う風に相手を見てるから緊張してるんだね 時折見せる2にの笑顔を見てたら あたしも前向きな気分になった 恋って素敵だな
NO.152 ★そら☆
10/16(木) 05:26 IP:87.189.211.204 削除依頼 -
「じゃあ、今日はここまでにしようか。
あしたはこれ貼るだけ。完璧!」 大谷の声が教室に響く 「文化祭明後日かー。」 あたしは夕日が浮かぶオレンジ色の空を見た 校庭は静かだ 「カッコイイ人くるかなー。りなも、あずさも、恋しちゃって
羨ましいなー」
あいりがあたしの隣に来て同じように空を見上げる
空が高い 綺麗な空だ 今頃大智君は何をしてるんだろう あたしのこと、考えてくれたのかな あゆみちゃんとはどうなったのかな ふと思い出すと
もう止まらなくなる
会いたい 会いたいよ…会いたい 「ねぇ、あれ」 ふと隣であいりが声を漏らす 指さす方向は校門 「あれって、」
「大智君…」 あたしは呟いた
NO.153 ★そら☆
10/16(木) 05:34 IP:87.189.211.204 削除依頼 -
あたしは手のひらで口元を押さえた
うそ、と口の中でつぶやく
今ほんとに会いたかった
すんごく会いたかった
大智君は校門の近くの石壁にもたれかかった 大智君 大智君 大智君 「あずさ、行っておいで!」
あたしは教室をでた
階段をものすごいスピードで降りる
途中で後ろからあいりの声がした 「あずさ、かばん忘れてる!」
「あ、ありがとう!」 「頑張れよ!」 あたしは走った
オレンジ色の空の下 大智君だけを求めて ひたすら走った 校庭を横切る 大智君の姿が見えた瞬間泣きそうになった 夢かと思った
会いたかった 「大智君!」 大智君はあたしの方を見て少しだけほほ笑む 「そろそろ来るかな、って思ってた」 そう言って大智君はあたしの方に歩いてきた
「大智君…、
会いたかったよ…」
大智君はあたしのことをまっすぐに見た だんだんと距離が縮まる 大智君の足は止まらない すぐ目の前まできたと思ったら 手首をそっと掴まれた
NO.154 ★そら☆
10/16(木) 05:44 IP:87.189.211.204 削除依頼 -
「あずさちゃん、俺のことまだ好き?」
まっすぐあたしを見る 夕日に染まり、茶色く光る大智君の髪 「あたりまえじゃん!大好きだよ!」 大智君が一瞬地面を見て笑った
「あずさちゃん、まじダイレクトだな」 その瞬間ぐいっと引っ張られる
気がつけば あたしは大智君の腕の中にいた ふわっといい匂いがする 大智君の手があたしの背中にまわり
ぎゅっと抱きしめられる
「待っててくれてありがと」
上から低く甘く響く大智君の声 「俺も、あずさちゃんのこと大好きだわ」
そっと大智君の体が離れた あたしは硬直している 夢、でしょ、これは 「俺と、付き合って下さい」 夢でしょ、 あたしはそっと手を伸ばした あんなに遠かった大智君が 今目の前にいる 夢でしょ、 大智君の腕をつかみ、あたしは大智君に抱きついた
夢じゃない 大智君をこんなにも近くで感じれる
NO.155 くみっきー
10/16(木) 05:50 IP:219.167.151.248 削除依頼
大智くん、かっこいいです(^ω^) これ読んでるとキュンキュンします* ねくすと、
NO.156 ★そら☆
10/16(木) 05:55 IP:87.189.211.204 削除依頼 -
目から涙が止まらない
あふれ出す 「あずさ、って呼んでいい?」 「あたりまえじゃん、大智」 あたしは涙を流しながら笑った その時だった
「「おめでとー!!!!!!!」」 パン、パーン、パン あたしと大智君は同じ方向を見た 校舎の3階の窓からは りなと、あいり、他にもクラスのみんなが窓から身を乗り出して
クラッカーを一斉にならした オレンジ色に染まる校舎
あたしは目を細めた
胸がぎゅっとなる
皆… 「あずあずー、ほんとよかったなー。
幸せになろーねー!
そこでいちゃつくなあー」 りなの声 「あずさああああああー、しあ▽■*あなぅいさxはぅあhぁ$”:」 泣いてるのか聞き取れないけど、あいりの声 「これも鳴らしちゃうかー」 大谷の大きな声を同時に 文化祭の劇で使うクラッカーを次々に鳴らし始める あたしと大智は、顔を合わせて笑った 「みんな、ありがとー!」
あたは校舎に向って叫んだ
「絶対、幸せにしまーす」 大智もそう叫んだ
嬉しすぎて幸せすぎて 涙は止まりそうにない
NO.157 とうふ*
10/16(木) 21:43 IP:218.216.59.89 削除依頼 - うわわわ
めっちゃはっぴーじゃんか ← テストか、がんばって* あずあずまじおめでとう ウチもクラッカー鳴らすわ! ←
NO.158 あみ
10/17(金) 07:43 IP:222.5.62.180 削除依頼 - クラッカーとか
すごいなあw ねくすと★
NO.159 三瀬
10/17(金) 17:11 IP:203.139.193.97 削除依頼 - うわあぁぁぁl!!!!!!!
感動ですっ;;;;;;; すごいです。ヤバイです。。。。 大智君とあずさちゃん本当におめでとうございます♪ ・・・でも元彼からなんかされそうですね・・・ 頑張って下さい
NO.160 りんご
10/17(金) 18:07 IP:118.13.8.222 削除依頼 - やばいー(ノД`)。・*
まぢこうゆうの大好きだー!!! 青春って感じがめっちゃいい♪ 最初からずっと読んでました!!!! なんか実話のケータイ小説っぽくて かなりいいです!!
NO.161 .+あいす'v`◇
10/23(木) 22:31 IP:220.106.29.86 削除依頼 - ネクストヽ(^o^)丿
NO.162 あきら
10/24(金) 10:50 IP:60.237.122.59 削除依頼 - にやにやしながら見てましたwww
ねくすと!
NO.163 り
10/29(水) 20:47 IP:60.239.155.222 削除依頼 - ねくすと!
NO.164 るう
10/29(水) 21:53 IP:60.46.31.155 削除依頼 - やっばい(^ω^)
ガチで大智に惚れた← そして面白すぎるーーー
もう大智はボクのもんだ←
ネーーークーー(`Д´)スーートーー
それとももしやこれでEND??
NO.165 三瀬
10/31(金) 17:34 IP:202.67.26.13 削除依頼 - あ。。
あの。。。これで終わりですか?
NO.166 とうふ*
11/01(土) 10:31 IP:218.216.59.89 削除依頼 - あ、これで終わりだったのねー;;
ごめん、ねくとか言われても困るよね できればデートの話とか作って欲しいです←
NO.167 りんご
11/02(日) 10:56 IP:60.40.206.152 削除依頼 - 続き書かないんですか?(;ω;)
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