Solaris 9 4/04 System Administrator Collection - Japanese >> Solaris のシステム管理 (基本編) >> 13. SPARC: システムのブート (手順) >> SPARC: システムのブート >> SPARC: システムをネットワークからブートする方法 SPARC: システムをネットワークからブートする方法ブートサーバーが利用できれば、どのようなシステムもネットワークからブートできます。たとえば、スタンドアロンのシステムがローカルディスクからブートできない場合は、このシステムを一時的にネットワークからブートできます。デフォルトのブートデバイスを変更または再設定する方法については、SPARC: デフォルトのブートデバイスを変更する方法を参照してください。 sun4u システムでは次の 2 つのネットワーク構成ブート方法を利用できます。
デフォルトのネットワークブート方法は RARP に設定されています。ネットワークで利用できるブートサーバーによって、RARP または DHCP を選択できます。 注 – Sun Ultra システムで DHCP ネットワークブート方法を使用するには、PROM のバージョンが 3.25.nn 以上でなければなりません。PROM のバージョンの確認方法については、SPARC: システムの PROM リビジョンを確認する方法を参照してください。 RARP と DHCP の両方のネットワークブート方法を利用できる場合、どちらのサービスを使用するかを boot コマンドに一時的に指定できます。あるいは、NVRAM 別名を設定すれば、システムをリブートしても有効に PROM レベルでネットワークブート方法を永続的に保存することができます。次の nvalias コマンドの例では、Sun Ultra 10 システムにおいてデフォルトで DHCP でブートするように、ネットワークデバイスの別名を設定します。
この別名を設定している場合、boot net と入力するだけで、システムは DHCP ネットワークブート方法を使用してブートします。 nvunalias コマンドと nvalias コマンドの構文を十分理解するまで、nvunalias コマンドで NVRAMRC ファイルを変更しないでください。これらのコマンドの使用方法については、『OpenBoot 3.x コマンド・リファレンスマニュアル』を参照してください。
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