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「9月危機説、風説で利益得る勢力に強硬姿勢」(上)

金融委事務処長に聞く

写真提供=金融委員会
 金融委員会の林承太(イム・スンテ)事務処長は3日、本紙のインタビューに応じ、為替市場と株式市場がパニック状態に陥っていることについて、「根拠を欠く危機説、風説を広め利益を得ようとしている人がいる。不公正取引として強硬に取り締まっていきたい」と述べた。

 林処長は「アジア通貨危機を経験したことで、韓国は世界的にも最も効率的で、マクロ的にもミクロ的にも早い段階での危機警報対応システムを備えているため、絶対に危機は起きない」と強調し、「危機でもないのにわざわざ危機をつくり出している」と、現在の状況を分析した。

 以下はインタビューの一問一答。

-「9月危機説」が現実となるのではないかという懸念が高まっているが。

 「3月危機説、5月危機説のように危機説は外国人の債券満期が集中するたびに起きている。われわれは通貨危機を経験し、完ぺきに近い危機対応体制を備えている。危機が空論となればもはや危機ではない」

-「9月危機説」はどこから発生したとみているか。

 「悪意的に不安感をあおる人たちがいる。自ら危機だと規定し、自ら危機をつくり出している。外国の専門家も危機ではないと言っているのに(不安感をあおる人が)危機を呼び込んでいるのではないかと思う」

全洙竜(チョン・スヨン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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