社会
県立加古川病院跡の売却 「医療機関整備」条件に
医療機関の設置を条件に、跡地を売却することになった県立加古川病院=加古川市加古川町粟津 |
来年十一月に移転する県立加古川病院(加古川市加古川町粟津)の跡地について、県病院局は十三日、医療機関の付設を条件に購入希望者を募ると発表した。新病院は約五キロ離れているため、医療機関の存続を強く求めていた周辺住民の要望に応じた。地元関係者などでつくる検討委員会が購入希望者の事業計画を審査し、来年三月に売却先を決定する。(森本尚樹)
新病院は北播地域からの救急患者も受け入れるため、現病院の北東約五キロで建設が進んでいる。現病院を利用している周辺住民から「かかりつけの医療機関がなくなる」などの不安の声が上がっていた。
病院局は跡地の購入希望者に事業計画を提出させ、審査のうえ売却先を決める「プロポーザル方式」を採用。内科を主とした医療機関を整備することを条件にした。
跡地は一万二千百五十一平方メートルで、最低売却価格は五億五百六十八万円。住居専用地域のため、マンション内に診療所を設置することも、跡地全体を病院として使うことも可能という。
だが、東播地域の病床の総数が保健医療計画をすでにオーバーしているため、病院や有床診療所は設置できない。地域内の病院が移転するか、一部のベッドを移して分院を開く形なら可能だが、「複数の診療所が入るビルなどが現実的ではないか」(病院局)としている。
事業者説明会は二十七日。十二月二十二日から来年一月九日まで提案を受け付ける。病院局TEL078・362・9169
(11/14 09:28)
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