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韓国の合計特殊出生率、世界最下位

平均寿命は男性29位、女性16位

 韓国の出生率が事実上、世界で最も低いという調査結果が出た。

 人口保健福祉協会が12日に発表した『世界人口現況報告書2008年版』によると、韓国では妊娠・出産が可能な15‐49歳の女性が一生の間に生む子供の数の平均(合計特殊出生率)が1.2人であることが分かった。これは国連人口基金(UNFPA)がデータを公表した156カ国・地域の中で、香港(0.96人)に続き2番目に低い数値だ。香港が(事実上の)都市国家である点を考慮すれば、実質的には世界で最も低いことになる。昨年の合計特殊出生率は1.19人で、世界で4番目に低かった。

 韓国の合計特殊出生率は、世界平均(2.54人)はもとより、米国、イギリスなど先進国の平均(1.6人)にも満たない。一方、北朝鮮の合計特殊出生率は1.85人で、47位となった。

 韓国の総人口は4840万人で、昨年に比べ30万人増えた。世界で26番目に多いという結果になったが、昨年は25位で、1ランク下がった。

 人口保健福祉協会では「韓国の出生率は少し上がったが、世界的に出生率が上がっており、相対的な順位が下がった」と説明している。また、総人口が増えた理由については、「出生率が上がったことに加え、平均寿命が延びていることも影響していると考えられる」と述べた。

 実際、韓国人の平均寿命は男性が75.1歳(世界29位)、女性が82.3歳(16位)で、前年に比べると順位が大幅に上がっている。一方、北朝鮮の平均寿命は男性が65.1歳(90位)、女性が69.3歳(98位)で、調査対象156カ国の平均(男性65.1歳、女性69.6歳)とほぼ同じだ。

 なお、男性の平均寿命が最も高いのは香港(79.5歳)、女性の平均寿命が最も高いのは日本(86.2歳)という結果が出た。

呉允煕(オ・ユンヒ)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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