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【コラム】大統領を口汚くののしる子供たち(上)

 「李明博(イ・ミョンバク)、なんでそんなやり方で国を治めるんだ」「お前が死んだら僕は気持ちよく笑えるだろう。この××野郎よりダメなやつ!」「お前がそんなことをするなら、僕はお前を殺してやる」

 先月23日、体験学習のためソウルにやってきた地方の小学生たちが、曹渓寺(ソウル市鍾路区)に立てこもっている「狂牛病(牛海綿状脳症〈BSE〉)の危険のある米国産牛肉の全面輸入に反対する国民対策会議」(以下、対策会議)の芳名録に書いた文や動画が公開され、韓国社会は衝撃を受けた。この小学生たちは10歳前後、小学3‐5年生の子供たちだった。「立てこもっている人たちがけしかけた」という学校側の主張と、「自発的に書いた」という対策会議側の主張は食い違っている。これについては警察の捜査で明らかになるだろう。

 しかし、はっきりしているのは、立てこもっている人々がまだ分別のつかない子供たちを政治的に利用したということだ。動画を撮影し、インターネットサイトに掲載した人々は「小学生も李明博大統領を嫌っている」ことに注目させ、自分たちの行動の正当性を訴えたかったはずだ。だが、こうした人々は子供たちに「(動画は)一人で見るだけだから心配ないで」と言いながら、インターネットサイトに掲載していた。

 いくらもっともらしい理由をつけたとしても、非難を浴びることは避けられない。宗教施設に逃げ込んだ指名手配者だということを考えも、これは確かに度を越した行為だ。

 さらに深刻なのは、子供たちが大統領の悪口を言うことを何とも思わない世の中になってしまったことだ。小学生が利用するインターネット上の会員制掲示板サイトを見ると、大統領を笑い話のタネにするものばかりだ。「李明博大統領」という表現は見当たらず、「チュイバク」「モンバク」などバカにするような呼び方しかない。

社会部=趙正薫(チョ・ジョンフン)次長待遇

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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