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【現代車秘密資金】「大半を大統領選時に使用」

 検察の捜査の結果、現代(ヒョンデ)自動車グループが調達したことが明らかになった秘密資金1,300億ウォン(157億ウォン)のうち、480億ウォンが2002年に調達され、このうち約200億ウォンが大統領選期間のその年812月の間に集中的に使用されたことが確認された。特に912月の間、20億52億ウォンという大量の資金が4回、4カ月間で計170億ウォンが使用されている。また2002年の上半期には60億ウォン台の秘密資金が調達され、6月の地方選挙直前に使用された。検察は「1,300億ウォンのほとんどは不法政治資金などの名目で使用された」ことが明らかになったとし、最終的な使途は現在調査を進めている。

 一昨年行われた検察の大統領選資金捜査の際、現代キャピタルの地下金庫に保管されていた100億ウォンがハンナラ党に、6億6,000万ウォンが与党陣営渡った事実が明らかになっている。

 現代自動車と系列会社のグロービスの秘密資金は一昨年に明るみになった大統領選資金とは別のものである可能性が高く、現代自動車の秘密資金捜査は2002年の新たな大統領選資金と地方選挙政治資金に対する捜査に発展する可能性もあり注目される。

 最高検察庁・中央捜査部は鄭夢九(チョン・モング)会長に対し、1,300億ウォンの不正資金調達(横領)および現代自動車系列会社に3,900億ウォン台の損失を負わせた疑い(背任)で逮捕状を請求した。

 検察は鄭会長がこれまで5年間、現代自動車本社とグロービスなど五つの系列会社で不正資金1,300億ウォンを調達した事実を確認し、このうち使途の分からない1,140億ウォンはほとんどが政界に流れたという痕跡を確認している。裁判所は鄭会長側から出された令状の実質審査延期要請を受け入れず、28日午前10時から鄭会長を呼んで審査した後、拘束するかどうかについて決定することにした。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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