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【コラム】 食品メーカーが自社サイトで原材料を販売するのはなぜ?

ポテトチップスでおなじみのカルビーが、自社サイトで北海道産じゃがいもの通販をスタートした。食材の産地偽装問題が世を席巻するなか、原材料でもあるはずのじゃがいもを直売するのは、ちょっと気になる取り組みだ。

そこでいろいろ調べてみると、店頭で流通していない物を自社サイトで販売している食品メーカーというのが、ほかにも散見される。各社にはどのような思惑があるのだろう? さっそくカルビーに問い合わせてみた。

「弊社ならではの優良生産者限定の高品質じゃがいもを提供することは、ポテトチップスを安心してお召し上がりいただくための、お客様とのコミュニケーションツールになると考えております。数が限られているため自社サイトのみで販売しており、期間限定・数量限定で提供しております」(カルビー・広報室 塩谷涼子さん)

実際には販売される男爵いもとポテトチップスの原料は品種が異なるそうだが、優良生産者とのネットワークをアピールする効果はありそう。食材への不安が高まる一方のこの時代だからこそ、購入者からは「生産者が明確なので安心」と好評であるほか、「大きさが揃っていて料理しやすい」など、品質自体にも賞賛の声が届いているという。

また、あられやせんべいで有名な亀田製菓では、やはり原材料でもある「お米」の販売を手がけている。

「50年の製造キャリアで培った米に関する情報・知識を生かし、新潟県内のブランド米や、一般には知名度は低くても優良産地のおいしいお米をご紹介し、販売しています」(亀田製菓・広報担当 吉田琢弥さん)

その狙いは、“お米のプロ”であることを前面に打ち出し、消費者に安心感を与えることにあるという。さらに、カゴメでは自社サイトでの通販こそ行っていないものの、ケチャップの原材料とは別の品種のトマトを自社栽培し、商品化している。こちらもやはり長年の製造キャリアが物を言い、カゴメ産の生鮮トマトの品質はネット上の口コミなどでも高く評価されているのだ。

食への信頼が揺らぎまくっている昨今だが、ご飯くらい安心して楽しみたいというのが全国民の願い。そんな時代だからこそ各社とも、「原材料の品質に絶対の自信があるぞ!」と、わかりやすくアピールすることがトレンドとなりつつあるのかもしれない。
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです

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