奈良高校の韓国修学旅行「31周年」 特別な韓国への愛情
奈良高校の韓国修学旅行は今年で31年目。1年も欠かしたことがなく、2年生は全員がが韓国に来ている。智辯学園の藤田照清理事長(73)の韓国に対する格別な愛情とこだわりのためだ。新型肺炎「重症急性呼吸器症候群(SARS)」の発生により海外旅行が敬遠された2003年度も、藤田理事長が保護者らを説得、生徒たちを韓国に連れてきた。谷口(62)校長は「10年前から週1回で韓国語の授業をしている程、智辯学園と韓国の関係は特別」と話した。
民俗村内の韓国食堂で石焼ビビンバを注文したムトウ・マイ(16)さんは、ビビンバが出てくるとコチュジャンをスプーン一杯にすくってご飯と交ぜた。「日本でもよく食べていた料理なので美味しいです。キムチやコチュジャンも大好きです」
ヤマダ・タカヒロ(16)君に「韓国の子どもたちが独島(トクト)の話をするのを耳にしたか」と聞くと、「韓国語だから聞き取れなかった。韓国に来る前、担任の先生から独島や歴史の問題について話しかけられても相手にするなと言われた」と正直に語った。
伝統衣装を着たヨッチャンス(飴商人)の前で記念写真をしていたキリイ・タマキさんは「出国する前に両親から、韓国に行ったら韓国式に行動すれば目障りにならないと言われた」と話した。
韓国の小学生たちが数人集まってきて「独島は韓国のもの!日本は出て行け」と言った。韓国人ガイドたちは顔が赤くなった。しかし日本人の生徒たちは笑いながらこの子どもたちを不思議そうに見つめるだけだった。教師のトヨサキ・ヨシノリ(55)さんは、「これまで韓国人がうちの生徒たちに嫌な言動を見せたことは1度もなかった」と話した。
藤田理事長は「私たちの学校では最近問題になっている扶桑社の教科書を採択しなかった」とし、「これから大切なのはうちの生徒たちが韓国に親近感を持って、正確な事実を知ること」とした。また、「韓国の修学旅行があと4年で35回目を迎える」とし、「過去の日本の植民地統治35年をしょく罪する意味でも、あと4回は必ず韓国に来るだろう」と話した。
チョン・アヨン記者 hotaru@chosun.com
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