岡山放送局

2008年11月13日 23時2分更新

ジャージー牛 冬支度


本格的な冬の訪れを前に、岡山県北部の蒜山高原で放牧していたジャージー牛を、ふもとの畜舎に移す引っ越し作業が行われました。

真庭市の蒜山高原では夏の間、牧草地で過ごしたジャージー牛を、冬に備えてふもとの畜舎に移す作業がこの時期に行われていて、地元の風物詩になっています。

13日は酪農家の飯山久人さんが飼育するジャージー牛70頭が、牧草地からふもとの畜舎までの4キロを移動しました。

飯山さんや近所の酪農家など25人が手分けして、牛を牧草地から追い出すと、牛たちは列を作ってアスファルトの農道を一斉に走り出しました。

なかには途中で列を抜けて牧草地に戻ってしまう牛もいましたが、およそ1時間ですべての牛が畜舎に戻りました。

牛にとってもこの引っ越しは大変なようで、畜舎に戻った次の日にはとれる乳の量が20パーセント近く減ってしまうということです。

牛は来年5月の大型連休明けのころに、再び牧草地に放牧されることになっています。