岡山放送局

2008年11月13日 23時2分更新

森づくり県民税 継続を


県民税のあり方を議論してきた学識経験者らでつくる懇話会は、県が県民から徴収して森林の整備などに充てている税金の制度を来年度以降も継続するべきだとする報告書を13日、石井知事に提出しました。

13日は県民税のあり方について議論してきた「税制懇話会」の岡本輝代志会長が県庁を訪れ、懇話会のこれまでの議論をまとめた報告書を石井知事に手渡しました。

報告書では県が今年度まで5年間にわたって県民から税金を徴収して森林の整備などに充てている「おかやま森づくり県民税」について、二酸化炭素を吸収する森の重要な機能を守っていくうえで大きな成果があったとして、来年度以降も継続することを求めています。

「森づくり県民税」は県民ひとりあたり年間500円を負担していますが、来年度以降、継続するかどうかは決まっていません。

県は懇話会の報告書を踏まえて、来月開かれる県議会に「森づくり県民税」の継続を盛り込んだ条例の改正案を提出することにしています。
石井知事は「森を守って育てるための制度の成果が評価されてうれしく思う。報告書を尊重して議会で議論したい」と話しています。