宮崎市に建設中の「赤江大橋」が、11月23日に開通します。赤江大橋は、高洲町と城ケ崎を結ぶ橋で、大淀川にかかる橋としては、宮崎市内で20番目となります。赤江大橋の開通により、宮崎市の道路事情はどう変わるのでしょうか。周辺を取材しました。赤江大橋は、宮崎市などが、総事業費約130億円をかけて建設しているもので、橋の長さは604メートル、片側1車線の車道と、歩道が設けられています。赤江大橋は、宮崎市内環状線の一部に位置づけられていて、すぐ西側を通る小戸之橋の交通量を減らす狙いがあります。(田中記者リポート)「赤江大橋から、直線距離にして500メートル離れた所にある小戸之橋です。こちらはご覧のように道路の幅が狭く、慢性的な渋滞となっています」小戸之橋の交通量は、1日あたり3万1千台。車道が狭いため、大型車は通行できません。さらに、歩道も片側にしかないため、不便を感じる利用者も多いようです。(小戸之橋を利用するドライバーは)「狭い。赤江大橋が、開通すればいい」「渋滞する。開通すれば渋滞しないと思う」宮崎市では、「渋滞の緩和や安全性の確保が図られる」と赤江大橋の開通に期待を寄せており、今後は、老朽化が進む小戸之橋の架け替えにも着手したい考えです。(宮崎市市街地整備課・杉松彰さん)「赤江など(大淀川)南側の方が、利便性の向上につながる。(小戸之橋は)来年度、詳細設計の方に取りかかる事業を進める」期待の高まる赤江大橋の開通。しかし、橋の周辺では、別の問題が起きていました。(田中記者)「赤江大橋からまっすぐ南に進みますと、こちらの八重川になります。こちらでは、橋が未完成となっていて、赤江大橋のメリットを感じるまでには、まだまだ時間がかかるようです」宮崎市では、当初、赤江大橋の開通に合わせて、八重川にかかる橋も完成させる計画でしたが、用地買収などに時間がかかり、遅れが生じているのです。(未完成のため通行止めに)(近くの住民は)「だいぶ不便」「早くこの橋ができてくれればありがたい」宮崎市では、来年度中には橋を完成させたいとしていますが、赤江大橋の利便性を高めるためには、早急な開通が欠かせません。渋滞緩和を目的に、整備された赤江大橋・・・開通は、11月23日です。
赤江大橋では13日、開通を前に、交通事故を想定した救助訓練も行われました。訓練には、宮崎市消防局の救急隊員と消防隊員、あわせて40人が参加、赤江大橋で、大型バスと軽乗用車2台が衝突し、多くのけが人が出たとの想定で行われました。訓練では、バスの中のけが人を確認したり、特殊な工具を使って、車の下敷きになった人を救出しました。また、事故の影響で橋の周辺が渋滞し、けが人を運ぶことが難しくなった場合を想定して、はしご車を使った搬送訓練も行われました。宮崎市消防局では、こうした訓練を通して、事故発生時に備えたいとしています。
宮崎市の私立高校に通う男子生徒が、10月20日から行方不明となっています。警察では、男子生徒の名前や写真などを公開して、情報提供を呼びかけています。行方が分からなくなっているのは、宮崎市佐土原町に住む、宮崎日大高校2年の長友俊樹さん17歳です。警察によりますと、長友さんは、10月20日午前10時ごろ、通っていた高校を出たまま、自宅にも帰らず、行方が分からなくなっているものです。当日の午後3時ごろ、母親から捜索願いが出され、警察などで行方を捜していますが、まだ見つかっていません。長友さんは、身長164センチ、体重64キロで、行方不明になった当時は、制服の白いシャツと紺色のズボンを着用していました。また、長友さんの自転車とカバンは、学校に残されたままで、家族や友人などとの間で、トラブルがあったという情報はないということです。(宮崎日大高校・校長)「非常におとなしい子で、ほとんど言葉を交わさない、誰とも交わさない、じっとしている子のようです」「無事でとにかく『今いるよ、どこかにいるよ』と、一報だけでも、母親に連絡してもらえると良い」長友さんの家族は、「家出する理由も見当たらない」と話していると言うことで、警察では写真などを公開して、情報提供を呼びかけています。
英会話教育に力を入れている日向市の平岩小中学校の子どもたちが、清武町の宮崎国際大学で、英語の体験学習をしました。13日は、日向市の平岩小中学校の5年生と9年生合わせて50人が、清武町の宮崎国際大学を訪れ、先生役の大学生と一緒に、英語を使ったゲームを体験しました。(5年生は)「わからない英語もいっぱい知ることができたので、とても嬉しかった」(9年生は)「(英語を)ぺらぺら話している人たちを見て、かっこよく思いました」日向市内の小中学校では、全ての学年で英会話の授業を取り入れるなど、英語教育に力を入れています。
川南町で、男性が車にひき逃げされ死亡した事件で、宮崎地検は、13日、運転していた会社員の男を、自動車運転過失致死などの罪で起訴しました。起訴されたのは、川南町平田の会社員、鴨田浩一被告44歳です。起訴状によりますと、鴨田被告は、10月24日午前4時頃、川南町の町道で車を運転中、道路に横たわっていた都農町の専門学校講師、黒木速人さん52歳をはね、死亡させたまま逃走したものです。鴨田被告は、運転中に携帯電話からインターネットに接続し、画像をダウンロードしていたということです。調べに対し、鴨田被告は、「人をひいて、恐くなって逃げた」と供述しているということです。
宮崎市の居酒屋で食中毒です。宮崎市によりますと、10月29日、宮崎市の居酒屋「和ダイニング川越」で、コース料理を食べた6人が、下痢や腹痛など食中毒の症状を訴えたということです。現在、6人は回復しています。このうち、2人の便からは、カンピロバクターが検出されていて、食中毒の原因は、鶏刺しではないかと見られています。宮崎市保健所では、「和ダイニング川越」を、13日から3日間の営業停止処分にしました。
「パリニューヨーク20世紀絵画の流れ」展の開幕式が、13日行われました。この展示会は、19世紀から20世紀にかけて、ヨーロッパ芸術がアメリカに渡り、独自の文化を生み出すまでの歴史を、名画でつづる美術展です。会場には、アメリカの名門ヴァッサー大学が所蔵する、作家74人の作品86点が展示されていて、これだけまとまった作品が、ヴァッサー大学以外で公開されるのは、世界で初めてとなっています。「パリニューヨーク20世紀絵画の流れ」展は、14日から12月14日まで、宮崎市の県立美術館で開かれます。
日南市で今月16日に開催される、つわぶきハーフマラソンを前に、ボランティアたちが、コースの沿道にツワブキの花を植栽しました。13日は、市内のスポーツグループの会員や地元住民など、約100人が参加。ハーフマラソンのコースとなる国道222号線沿いの花壇に、ツワブキを1株ずつ植えつけました。用意されたツワブキは、約2200鉢。作業が1時間ほどで終わると、沿道は、鮮やかな黄色の花に彩られました。ツワブキは、ちょうど今の時期から花を咲かせるキク科の植物で、日南市の花にも指定されています。参加した住民は、つわぶきハーフマラソンに出場するランナーたちに、喜んでもらえればと話していました。
修学旅行で九州を訪れているシンガポールの生徒たちが、13日、高千穂高校を訪問し、交流を深めました。高千穂高校を訪れたのは、シンガポールにある「ナンヤン女子校」の生徒と教諭、あわせて65人です。ナンヤン女子校と高千穂高校は、毎年交流を行っていて、今年も修学旅行の一環として、交流会が開かれました。交流会では、高千穂高校の神楽保存会のメンバーが、歓迎の思いを込めて、伝統の高千穂神楽を披露しました。このあと、剣道部の部員のアドバイスを受け、ナンヤン女子校の生徒たちは、剣道を体験し、日本ならではの伝統文化にふれました。ナンヤン女子校の一行は、九州の観光地などをめぐり、今月17日に、シンガポールに帰国することになっています。
身のまわりの家具や小物に絵づけをする、トールペイントの作品展が、県立美術館で開かれています。「トールペイント」は、15世紀の後半ごろヨーロッパで生まれた装飾技術で、主に、古くなった家具や生活用品などに絵づけして、再利用する方法として発展しました。会場の県立美術館には、宮崎市内の2つの教室に通う主婦らが制作したトールペイントの作品、約250点が展示されています。ヨーロッパから世界各国に広がり、国ごとに独自の作風が確立されてきたトールペイント。最近、日本では、羽子板やひな飾りといった、和風のモチーフをとり入れた作品も多いということです。このトールペイント展は、県立美術館で11月16日まで開かれています。