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「能ある鷹」に伝えたいこと。

NINA / 2008.11.13 22:03 / 推薦数 : 0
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『能ある鷹は爪を隠す』という諺があります。

本当に実力のあるものは、やたらにそれを現さないものだというたとえ…広辞苑にはそう説明されているこの諺。

「ちょっとできるからって,目立ちたがるのはみっともないよ」というのが一般的に理解されている意味(ホントに?)だと思いますが,私にはこの諺は少し違った見方ができるような気がするのです。


実力があっても,いつもいつも爪を出しっぱなしにするもんじゃない。
爪を引っ込めることも覚えなくちゃ。

あなたに実力があるのはわかってるし,やればできるひとだってことももよく知っている。
でも,いつも全力を出し切ってたら誰だって疲れてしまう。だから,たとえやり遂げる実力があるとしても「敢えて今はやらない」という選択ができることも大切。


何事にも常に全力投球なうつ病の患者さんを見ていると,いつもこの諺が(私の勝手な解釈と一緒に)ふと頭をよぎるのです。


こどもの頃,いくら普段からきちんと勉強していても,試験当日の体調を崩したり緊張しすぎたりして実力が出し切れなかった,なんて子がいたりしましたよね。

試験当日の体調を整えるところまでが,きっと真の実力。
そのためには,試験勉強をしている期間でもどこかのタイミングでたとえばたっぷり睡眠をとったり,しっかり気分転換をしたりしてコンディションを整えることが大切になってくるはず。


せっかく能力があるんだから,それを常にフルに発揮し続けようとしないで,ときにはわざと怠けたり休んだりしておくことも大事なんじゃないのかな。

そういう,自分のための上手なサボりかたができるようになってほしいな。


うつ病の患者さんたちに,そんなことをうまくお伝えできたらいいな,と思うわけです。

せっかく素晴らしい能のある鷹なんですから,ときには上手に爪を隠して過ごすこともぜひ覚えてくださいね♪


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