「宇宙から帰還の際、人生最大の衝撃を受けた」
退院したイ・ソヨンさん、職務復帰
- 写真=チョン・ギビョン記者
同日、約2週間の入院・治療を終え韓国空軍航空宇宙医療院を退院したイ・ソヨンさんは、大田航空宇宙研究院に正式に出勤した後、母校の韓国科学技術院(KAIST)訪問や大統領府での李明博(イ・ミョンバク)大統領との対面を果たすなど、職務に復帰した。
イ・ソヨンさんは宇宙船ソユーズ号搭乗時に持っていた「宇宙の太極旗(韓国国旗)」と「宇宙船の模型」を李大統領にプレゼントした。李大統領が「(宇宙で食べた)キムチやコチュジャン(唐辛子みそ)は臭いはしませんでしたか」と尋ねると、イ・ソヨンさんは「宇宙では対流現象が小さいのであまり(臭いが)しません」と答えた。
イ・ソヨンさんは大統領府訪問直後に行った本紙との電話インタビューで、「一般の人だったらずいぶん前に“もう大丈夫”と言われていたでしょうが、(自分は退院後も)ハードなスケジュールをこなさなければならない身のため、医療スタッフの方が“無理して具合が悪くならないように”と長めの治療期間を取ったようです。腰の痛みも宇宙に行った人なら皆経験すること。帰還時に宇宙船が地面にぶつかった側にわたしがいたため、少し痛みがひどかっただけ」と語った。イ・ソヨンさんはこの日、足取りがおぼつかないように見えたが、「病院でもらったコルセットを腰にしていたからで、日常生活には何の問題もありません」と説明した。
そして「もう一度宇宙に行けるとしたら、必ず韓半島(朝鮮半島)の写真を撮りたいです。国際宇宙ステーションが韓国の上空を通ることはあまりなく、韓半島は3方が海に囲まれているのでいつも雲が立ち込め、写真撮影が難しい場所として宇宙飛行士の間で知られています」と語った。
イ・ソヨンさんは帰還直後に特別待偶を受けたことも打ち明けた。「わたしがパイナップル好きだということを聞き、宇宙飛行士訓練所の総責任者が自らカットして持ってきてくれました。もともと宇宙飛行士は到着直後にリンゴを食べるのですが、ほかのものを食べたのはわたしが初めてで、話題になりました」。また、着陸当時、宇宙船を見つけ駆け寄ってきたカザフスタンの地元の人々にロシア語で「わたしたちは宇宙人ではなく宇宙飛行士です」と言ったというエピソードも語ってくれた。
この日、KAISTの徐南杓(ソ・ナムピョ)総長はイ・ソヨンさんに「KAISTの学生たちに“世界人”になるよう教えてほしい」と述べ、兼任教授への就任を提案した。
李永完(イ・ヨンワン)記者
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